スバルのフラッグシップクロスオーバー「レガシィアウトバック(BT型)」。洗練されたデザインと高い走破性が魅力ですが、購入にあたって気になるのが「1.8L直噴ターボ“CB18型”エンジン」のリアルな燃費効率ではないでしょうか。

世界トップレベルの最大熱効率40%を誇るリーンバーン(希薄燃焼)技術を搭載したこのエンジンが、1.7トン近いアウトバックの巨体と組み合わさった時、どのような燃費特性を見せるのか。カタログ値と実燃費のギャップ、そして効率を最大化する運転のコツを分かりやすく解説します。

レガシィアウトバック(BT型)のカタログ燃費(WLTCモード)

まずは公式発表されているWLTCモードのカタログ燃費をおさらいしておきましょう。

  • WLTC総合モード:13.0 km/L
  • └ 市街地モード:9.6 km/L
  • └ 郊外モード:13.7 km/L
  • └ 高速道路モード:14.8 km/L

BT型アウトバックの実燃費と「効率グラフ」の傾向

オーナーの口コミや走行データから見えてくるBT型アウトバックの平均実燃費は、10.5〜11.5 km/L前後です。しかし、走行環境によって燃費効率のグラフは極端なアップダウンを描きます。

① 最高効率ゾーン(グラフのピーク:14〜18 km/L)

信号の少ない郊外のバイパスや、高速道路を時速80〜90km/hで巡航するシーンです。この速度域はCB18エンジンが最も得意とする「リーンバーン(少ない燃料で爆発させる制御)」を維持しやすく、車重の慣性も味方するため、カタログ値を大きく超える好燃費を叩き出します。

② 最低効率ゾーン(グラフのボトム:7〜9 km/L)

ストップ&ゴーの多い市街地や渋滞、冬場のチョイ乗り(冷間時)です。1,690kgの重い車体をゼロから発進させる際、どうしてもターボの過給(燃料増量)が必要になるため、効率は一気に落ち込んでしまいます。

燃費効率を最大化する(グラフの山を維持する)2つのコツ

アウトバックで燃費を伸ばすためには、いかに「最高効率ゾーン」に滞在させるかが鍵となります。

1. アイサイトX(追従クルーズコントロール)に任せる

高速道路では、人間のアクセルワークよりもアイサイトの制御に任せた方が、リーンバーン領域をきれいに維持してくれます。無駄な加減速が減るため、結果として美しい燃費グラフを描けます。

2. SI-DRIVEは「Iモード」を基本にする

普段の街乗りでは「I(インテリジェント)モード」を選択。CVTの変速をCB18の最大トルク発生帯である1,600rpm付近に抑え、不要な過給と燃料消費を防ぐのが効果的です。

長距離で真価を発揮するツアラー

レガシィアウトバック(BT型)は、ストップ&ゴーの多い近所への買い物などでは燃費が伸び悩みます。しかし、ひとたび遠出をすれば、抜群の静粛性とCB18エンジンの高効率が噛み合い、優れた経済性と快適なロングドライブを提供してくれます。自分のライフスタイルに合うか、ぜひ実燃費の特性を参考にしてみてください。

したっけ。