埼玉県民の日フリーきっぷツアーのその 3。
これが最終章です。

Part.1 はこちら、Part.2 はこちら

東武伊勢崎線

羽生からは東武伊勢崎線で帰ります。
例によりましてフリーきっぷ(480 円)を購入。

西武線では自動券売機で購入可能ですが、
東武では窓口のみの販売となっています。

電光掲示板を見ますと
10 分程でとある列車が来ることに気づきます。
ネットですかさずチケットを購入。

ビジネスエクスプレス

その列車とは、

特急「りょうもう(32 号)」であります。
「りょうもう」は夕方から夜にかけては羽生に
停車し、この列車がその最初だったようで。

最近は「リバティ」こと 500 系の増殖により
運転本数の半数以下となり、肩身が狭くなりつつ
ある 200 系ですので今のうちに乗っておくことに。

東武 200 系について

ここで「りょうもう」に使われる
200 系についてちょっと説明。

それまで使われていた 1800 系を置き換え、
スピードアップのために誕生した形式ですが、
実は駆動系はかつてのデラックスロマンスカー
(スペーシア誕生前「けごん」、「きぬ」で運用)
から流用されています。

なお、このシリーズは、
その後 1 編成増備されましたが、
その車両は足回りを含めて完全新造と
なったため形式(250 型)が異なります。

重厚な乗り味

伊勢崎線系統の「りょうもう」は
東武動物公園に停まって春日部には
止まらないため購入した特急券は、
羽生 → 東武動物公園。

距離にして 25.2km、乗車時間は 20 分強で
特急料金は 520 円。
車両設備を考えると(特に西武ラビューと
比べてしまうと)少々お高いか。

車内はご覧の通り。
少々ふるさを感じるところではありますが、
落ち着いた雰囲気。
ビジネス主体ですからこれでいいと思います。

座席は空間に余裕もあり
掛け心地も良好。リバティで感じた
ガタツキもなく快適に過ごせました。

SPACIA X 登場で

徐々に車両入替が進む「りょうもう」ですが、
2023 年 7 月に走り出す予定の新型「スペーシア X」の登場で
東武特急の車両には大きな動きがあるでしょう。

200(250)系の落ち着いた乗り味、
それを楽しむことができるのもそう長くはないのかも。

オトク……?

東武動物公園からは急行に乗り継ぎ、新越谷へ。
そこからは武蔵野線で自宅最寄りへというルート。

かくして、3 社のフリーきっぷを駆使したこのツアー、
埼玉県民の鉄な方にはオススメでございます。

他の会社でも発売していますので、
来年はまた別の切り口で試してみようかな。

したっけ。