スキー&クルマの話題。
スキー友達に触発されまして、
板を車載(中積み)するためのラックを
作ってみることにしました。
※ 想定車は SUBARU XV(GT 型)です。
設計図……?
まず思い描いたのはこんな感じ。
板 2 本積みを想定しています。
※画像はクリックすると拡大表示できます。
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2021/12/ski-rack-300x219.png)
サイズはクルマの荷室寸法を測り、
おおよそのサイズを
600mm × 300mm × 600mm
に決定。
板を載せるバーの長さは 150mm。
ラック間隔は 20cm 想定ですが、
調整できる仕組みとします。
イレクターパイプ
今回利用するのは DIY 業界では
有名な 矢崎化工(ヤザキ)さんの
イレクターパイプ。
ワタシはこの名前、
今回初めて知ったのですが、
発売から 50 年の歴史を持つもので、
先の Web ページの使用例を見ると
「あぁ、あれをイレクターって言うのね!」
と、思った次第。
あちこちで使われていますね。
部品
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2021/12/DSC_32412-269x300.jpg)
今回使用した部品、ツールは以下の通り。
主要部品は、ホームセンター等の他、
Web サイト「ヤザキショッピング」や
「楽天市場」、「Amazon」でも入手可能です。
※「ヤザキショッピング」では
スポンジカバーの取り扱いはありません。
以下で購入可能です。
パイプ
- 300mm × 4(内 2 本を 150mm にカット)
- 600mm × 5
ジョイント
- HJ-7 × 4(メタルジョイント)
- J-5 × 4(プラスチックジョイント)
- J-4 × 2(プラスチックジョイント)
キャップ
- ゴムキャップインナー× 4
その他(工具等)
- メジャー
- サインペン等
- パイプカッター
- サンアロー接着液 30ml
- 6 角棒スパナ 5
- スポンジカバー
- タイラップ 8 本
作業手順
では作業工程を説明していきます。
基本骨格組み立て
まずは基本骨格を組み立てます。
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2021/12/DSC_3242-169x300.jpg)
パイプ(600mm, 300mm)と
ジョイント(J-4, J-5)を使って
画像のように組み立てます。
これはジョイントさえ間違えなければ
簡単な作業です。
接着(溶着)
ジョイントの隙間に接着液を
注入し、しばし放置。
※ 公式サイトには 24 時間とあります。
この接着液、さらさらの液体で、
素の状態?では粘着力はありません。
仕組みとしてはジョイントと
パイプ表面のプラスチックを
溶着させるというもので、
一旦溶着してしまうと
パイプを取り外すことはできません。
注意事項
接着液の使用は風通しの良い場所で。
横向きに注入するときなど
液だれに注意しましょう。
もし接着液がたれてしまった場合は、
拭き取らずにそのまま乾燥させてください、
とのこと。
パイプカット
溶着・乾燥を待つ間に
スキーを支持するパーツを作ります。
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2021/12/CENTER_0001_BURST20211206214536848_COVER-1-300x169.jpg)
パイプカッターを使用して、
300mm パイプ 2 本を
それぞれ半分(150mm)に切断します。
メジャー、サインペンを用いて、
150m のところに印をつけ、
そこを切断します。
パイプカットは少々力作業です。
パイプカッターは以前スキー用の
ストックの長さ調整のために
入手していたものをそのまま使いました。
先端処理
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2021/12/DSC_0003-300x169.jpg)
切断したパイプの
それぞれ一端にゴムキャップを
装着します。はめるだけ。簡単です。
スキー支持部取付
接着液が乾いた基本骨格に
メタルジョイント HJ-7 と、
先程切断した 150mm パイプを
組み合わせて 2 つずつ取付。
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2021/12/DSC_0001-300x169.jpg)
ここでメタルジョイントを使用したのは
高さ、角度調整がいつでもできるように。
※ メタルジョイントは少々高価。
トップから 200mm 間隔、
なんとなくこんなもんかなぁ
という角度に 6 角棒スパナを使用し、
ボルトナットを締結します。
※ここの画像撮影し忘れました。
スキー保護対策
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2021/12/DSC_0005-300x169.jpg)
スキー支持部分の長さに
合わせてスポンジカバーを
ハサミで適当な長さに切断し
ラックバーと根本部分に巻きつけ、
タイラップで固定します。
ちなみにこのスポンジカバー、
ワタシは間違って内径 24mm のを
買ってしまいましたが、オススメは
内径 29mm のもの。
完成!
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2021/12/DSC_0002-239x300.jpg)
完成したのがこちら。
スキーを載せると、
こんな感じ。
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2021/12/DSC_0003-1-300x169.jpg)
このラック間隔(200mm)ですと、
ビンディングが干渉するため
板を積む順番(下段、上段の順)に
気をつけなければなりませんが、
まずはこれで車載して確認してみます。
車載の模様は別の記事でお送りします。
費用
最後は皆さん気になる予算について。
今回、近所のでっかいホームセンターで
購入したのは、
パイプ、ジョイント類、ゴムキャップ、
接着液(50ml)、スポンジカバーで
合計は 7,000 円強でございました。
※ その他工具等は手持ちを流用。
※ 接着液(30ml)は売り切れ。
スキーの中積み、その他イレクターでの
DIY を考えている方のご参考と
なりましたら幸いです。
したっけ。