年を負うごとに
暖冬傾向になりある今日このごろ。
スキー場の積雪が減るというのは
死活問題に関わってきます。

そんな時代の救世主?として
このほど、猪苗代スキー場に
導入された造雪機について
その設置場所を現地にて
調査してまいりました。

Latitude 90

導入された造雪機は
Latitude 90 社のもののようです。
カナダの会社ですが
日本語の Web サイトも用意されています。

また機体には Kashiyama の文字もあり
樫山工業さんも絡んでいる模様。

モデルは 2 種類(L60、L30)あり、
猪苗代スキー場で導入されたのは
見た目で判断すると L30 であるようです。

スペックを見てもピンと来ませんが
水温 5 ℃の水、外気温 15 ℃で、
24 時間当たり 60~66m³ の雪を
造ることができるそうです。

葉山ゲレンデ~西ゲレンデ

導入は 6 台で、その設置場所は
葉山ゲレンデから西ゲレンデに
かけてとなっています。

ゲレンデマップに示すと、
以下赤丸で示した場所(おおよそです)。

メインとなる中央ゲレンデでは
ないところに疑問を感じますが、
西ゲレンデは宿泊施設の
ヴィライナワシロのほぼ正面に
ありますので宿泊客を
最優先という考え方が
あるのかも。

あと、大事なお客様である
学校団体様のレッスンも
ここで実施することが多いので
理にかなっていると言えます。

設置場所

では、以下設置場所を説明します。

葉山コーススタート

ベース(旧はやま)第 1 リフトを降りて
左に滑ると冒頭画像のように
造雪機がおいてあります。

ここが葉山コースのスタート地点。

中斜面であるふりこ坂を迂回する
このコースは初級向けとなっています。

カーブ頂点

少し滑るとコースは左にカーブ。
その地点に 2 つめがあります。

ここから上、下方向に雪を飛ばすのでしょう。
効率良い配置だと思います。

西ゲレンデスタート

次は少し距離を滑りまして
ベース第 2 リフト降り場付近。

ここからはほぼ等間隔で
4 基がコース向かって右側に
設置されています。

コース状況

造雪機が設置されたコースを滑りました。

こちらは葉山コースの序盤部。
しっかり雪がついています。

そして西ゲレンデ中腹。
こちらもしっかり雪がついていますが
流石にこの幅広いコース全体を
カバーするのは厳しいようで
左半分は少雪のため
規制されていました。

がんばれ造雪機!

今度の年末年始(2023-24)は
10 年に一度の高温?
などと恐ろしい予想も
たてられていますが、
猪苗代に関しては
まったく滑れないということは
おそらく避けられるのでは。

この強い味方を
どんどん活かしてもらいたいと思います。

したっけ。