少し前にお送りした e-tax 導入第 1 弾に続く個人的備忘録 2 回目。

とは言え、これから実施される方に少しでもお役に立てるように

まとめてみるつもりです。

 

今回は作成した住基カード(に紐づく電子証明書)を

読み取るための装置である「ICカードリーダー」の導入と設定編です。

 

ICカードリーダー導入

IC カードリーダーは「接触式」と「非接触式」の二通りがありますが、

私が選んだのは汎用性の高い「非接触式」。

これですと住基カード以外のICカード(例えば Suica など)の

情報を読み取ることもできます(別途専用アプリが必要)。

 

幾つかのメーカーからリリースされていますが、

やはりこの通信規格(NFC)の開発元である SONY が

信頼できるだろう、ということで PaSoRi を選択。

 

導入はできるだけリーズナブルにということで、

オークションで探してみました。

で、見つけたのがこちら。

pasori_R

RC-S330 というモデル。

オークションや中古市場にはこれの一世代前の

RC-S320 (こちらは白い筐体)というのも出てたりしますが、

これ以前のモデルは住基カード未対応ですので

これから導入されるという方はご注意を。

設定作業

まず、カードリーダーを接続する PC へ PaSoRi ドライバーや

その他ユーティリティソフトのインストール。

これは SONY 公式サイトにある「NFC ネットインストーラー」を導入するのが

一番手っ取り早いでしょう。

 

そして、e-tax 用のセッティング。

ここからがちょっとややこしくなります。

 

私が電子申告用に使ったのは e-tax ソフト(Web 版)。

PC にインストールして使うバージョンもありますが、

そちらは割愛(使ってないので勝手が分かりません)。

 

※ ここからの手順は Internet Explorer (以下 IE)で行います。

(私が普段使っている Google Chrome は未対応)

 

こちらのページを参照しながら、

事前セットアップをダウンロード、実行して、

各証明書・アプリ等をインストールします。

 

…私はここでまずつまづきました。

上手く IC カードが認識されなかったので、

この作業を 2, 3 回繰り返したら何とか動くようになりました。

 

お次の手順は上記リンク先から「開始届出書の提出」。

この手続きを取ることによって e-tax ソフトで必要な

「利用者識別番号」を取得することができます。

 

この作業も Web 経由で可能ですが、

予め こちらを参照してルート証明書等をインストールしておく必要があります。

 

ここで私のつまづき 2 回目。

我が環境では電子証明書の登録時にエラー発生。

 

ヘルプデスクに問い合わせた所、IE 設定の修正手順を案内され、

これを実施したところ上手く登録出来ました。

 

私の PC は 64 ビットで、IE11 が 64 ビットモードで

作動していると上手くいかない事があるようで、

IE を 32 ビットモードで動かす必要があるとの事でした。

 

と駆け足で説明しましたが、

ここまでが上手く行けば、あとは申告書データを送るだけ。

 

実のところ、

このデータ作成が一番ボリュームのあるところなんですが、

こちらはまた改めて書いてみます。。

 

したっけ。