
2026 年 10 月 18 日 SUBARU はスバル研究実験センター(SKC)にて
開発戦略説明会を開催、現在開発を進めている次世代商品群について
報道陣に公開しました。
その内容をご紹介しつつ、ワタシなりの思いを加えて見たいと思います。
新技術が目白押し
この説明会では現在 SUBARU が開発を進めている新技術が一挙公開。
会場では、次世代プラットフォーム、新たな水平対向エンジン、
BEV(バッテリー電気自動車)、次世代アイサイト、
そして制御統合 ECU など、多岐にわたる中核技術の詳細なプレゼンテーションと
実物展示が行われました。
さらに、自社開発の BEV 技術検証車両(冒頭画像)や次世代アイサイトの
開発車両の試乗機会も設けられ、次期モデルへの期待を強く抱かせる充実した内容だったそうです。
SUBARU が今回示した開発戦略の基本方針は、
同社の根幹である「安心と愉しさ」を磨き続けるために、
「変えること」と「集中すること」を明確に切り分けるというアプローチです。
変えること:開発プロセスと現場の改革
クルマの高度化・複雑化に伴って細分化が進みすぎた組織の弊害を打破するため、
「分業しすぎない現場」への転換を図っています。
具体的には、設計、開発、生産、調達、さらには社外のサプライヤーまでもが同じ空間で
情報を共有し、一体となって目標に向かう「大部屋開発」という手法を導入しました。
「ハード・ソフト・実車の統合開発」と「人の感性による磨き上げ」を重視したこのプロセス改革により、
課題解決に要する期間を従来の約半分にまで劇的に短縮することに成功しています。
集中すること:3つの技術基盤への資源投下
SUBARU らしさの源泉をさらに強固にするため、
技術資源の投入先を以下の 3 領域に絞り込んでいます。
- 次世代プラットフォーム
- 制御統合ECU/ADAS(先進運転支援システム)/E/Eアーキテクチャ
- 次世代パワーソース(新水平対向エンジン・BEV等)
これらの最先端技術を高度に組み合わせ、クルマの「認識」「判断」「運動制御」を
シームレスに統合することで、SUBARU が究極の目標として掲げる
「世界一安心して移動できるクルマづくり」の具現化を目指しています。
試乗動画を見て
以下はネットに上げられている BEV 技術検証車両や
次世代アイサイトの開発車両について。
BEV 技術検証車両
試作第一弾として登場したそうですが、
これまでの試作車レベルを凌駕する出来のようです。
仮のボディに BT アウトバックのボディが
使われているのが個人的に気に入りました。
次世代アイサイト開発車両
こちらは現行レヴォーグのアイサイトXの制御ロジックの更新によって
実現される新機能の紹介。
具体的には、
全車速度対応ハンズオフ
その名の通り。これまでは渋滞時に時速 50km を上限に
使えていたハンズオフ制御の制限を取っ払った形。
アクティブレーンチェンジアシスト
現行車ではレーンチェンジアシスト時に
ステアリングを保持している必要がありますが、
これもハンズフリーで行えるようにしました。
ウィンカーレバーを操作するだけで、
ステアリングに手を添えずとも車線変更を
自動的に完了させる機能です。
ドライバー異常時対応システム
こちらも機能向上。
ドライバーの反応が一定時間帰ってこないときに、
従前は同一車線上での停止まで行うものでしたが、
路肩へ寄せる機能が追加されています。
これにより追突されるリスクの低減が図られることに。
自動追い越しアシスト
こちらは新機能。
高速道路を走行中、前方に遅い車がいたときに
周囲の状況を見て自動的にレーンチェンジ、
追い越し、元のレーンに戻るという制御を
完全自動で行うというもの。ウィンカー操作も不要です。
次世代と言わずに……
この発表でワタシが特に注目しているのが
次世代アイサイト。その中でほとんどの機能は
現行車のハードウェア上で制御プログラムの
更新で対応できそうな印象。
この辺「アフォーダブル」を訴えるSUBARUさんとしては
現行のクルマへの適合についてぜひ前向きに検討して
いただきたいと思ったところです。
したっけ。





