ふと思い立ちまして、

ヤリスクロスハイブリッドを借りてみました。
先日試乗したクロストレック
ハイブリッドの記憶が残っているうちに
比較してみよう、という算段です。

格が違います

まずお断りしておきますが、
車格でいいますとクロストレックは B セグメント、
ヤリスクロスは B セグメントに
相当しますので比較相手としては不適切。

ですが、手近で借りられる
トヨタのハイブリッドがこのクルマしか
なかったのでとりあえずご容赦を。。。

ハイブリッドシステムは
クロストレックが
2.5L エンジン(118kW/209N・m)と
モーター(88kW/270N・m)の組み合わせ、
ヤリスクロスが 1.5Lエンジン(67kW/120N・m)と
モーター(前:59kW/141N・m)の組み合わせ。

今回試乗したヤリスクロスは FWD で、
4WD の場合リヤタイヤはモーター(3.9kW/52N・m)
駆動となります。

エンジンはもとより
モーターの出力もかなり違っています。

価格はクロストレック S:HEV が
3,833,500 円~、
ヤリスクロス ハイブリッド(E-Four)が
2,526,000 円~。

最安グレードでみますと、
実に 100 万円以上の価格差。。。

まず、比較してもっとも違うのがこれ。
ヤリスクロスに搭載されるのは
3 気筒エンジン。これがなかなかの
音量をともなって回ります。

音質も正直良いとは言えません。
値段を考えればこれでいいと
いうことなのかもしれませんが。

一方のクロストレックは
町中を走る限りはエンジンが回っても
低回転で静か。余裕がある印象です。

従来の e-BOXER 車にくらべて
遮音対策もプラスで施されているそうですから
もはや格が違いすぎるという話に
なってしまいますが。

以下、諸々条件が異なりますが
静粛性を比較する動画を作ってみました。

振動

次にきになるのがこれ。
ヤリスクロスはエンジン回転時に
ステアリングやら床やらその
振動を結構感じることになります。

これが安っぽいという印象を
与えてしまっていると思います。

一方のクロストレックは
水平対向エンジンの振動は少ないです。
EV 走行からエンジン始動時なども
違和感のある振動は感じません。

ブレーキタッチ

これはトヨタのハイブリッド車
全般に言えることなのですが、
ブレーキタッチがいまいち。

特に微低速、減速していって
停止直前の制御に難があり、
かっくんブレーキになりがちです。

この辺、SUBARU のは
違和感を完全払拭とまでは
いきませんが、かなり良い感じで
収めてくれていると思います。

価格なり?

結論としては 100 万円超の
価格差を考えれば致し方ないという
ところでしょうかね。

機会があればトヨタの
もう少し大きいハイブリッド車、
パワートレイン的には
RAV4 あたりとの比較を
してみたいと思います。

したっけ。