本日はスバルディーラーへ。
クロストレックの試乗車が入ったことは、
事前にご連絡いただいていたのですが、
少々遅れてこのタイミングになりました。
ということで、街乗り主体ではありますが、
初試乗レポートをお届けします。
グレード
試乗グレードの上級の Limited(FWD)。
ボディカラーはクリスタルブラックシリカ。
※ FWD(Front Wheel Drive) = 2 輪駆動(FF) のこと。
静粛性・居心地は
運転席に座りドアを締めると、
まず XV より気密性・遮音性が向上しているのを
感じ取ることができます。
シート形状も変わっているようですが、
座ってみての違和感はなく、
この辺の印象はよくわかりません。
長距離を走るとわかるのかもしれません。
上質な乗り味
では走り出しましょう。
まずディーラー駐車場からステアリングを
切って動き出すときに感じるスムーズ感。
2 ピニオンのパワーステアリングが効いていますね。
ギャップを乗り越えたときの振動の
収束も早いです。これは今回採用された
フルインナーフレーム構造が効いているところ。
さらに、EV 走行からエンジン始動時の
振動が低減されています。
これは前述の構造によりボディ剛性が上がったのと、
エンジンマウントの変更によって実現しているようです。
また、モーターの出力制御も変えたそうで、
発進時のギクシャク感も相当少なくなっています。
今回の速度上限は時速 60km 程度でしたが、
全体的にスムーズに走る印象を受けました。
高速道での乗り味も是非試してみたいところ。
軽快感も
試乗モデルは FWD なので、
AWD よりも 50kg ほど軽くなっており、
その分キビキビ感もありますね。
街なかでの使い勝手は良くなっている印象です。
※ AWD、FWD の価格差は 22 万円。
新装備
クロストレックではスバル初の
デジタルマルチビューモニターを採用。
いわゆる 360°の視界が確保され、
駐車時の微調整がかなりやりやすくなりました。
これは他の車種にも展開してほしいところ。
センターインフォーメーションディスプレイ
一方で気になったのがこれ。
オートビークルホールドのスイッチが
このディスプレイを介して行う方式に
変わったのですが、この操作がいまいち。
以下、動画の通り、ワンタッチでできなくなりました。
これは使い勝手劣化ですね。
※ レヴォーグ、WRX、レガシィアウトバックでは
改善されましたので、いずれはクロストレックにも
展開されるはず。
EyeSight の制御も
非推奨ですが街のりで EyeSight を
使ってみました。今回新世代となり、
制御もよりスムーズになった印象。
これは高速道路で試して結論を
出したいところですが。
さらに良い車になりました
と、少々の物言いは付きましたが、
XV → クロストレックは単に名称が変わったという
以上に格段の進歩を遂げております。
間違いなく良い車ということができます。
現状でも相当戦闘力は高いですが、
開発が噂される次世代 e-BOXER が搭載されれば
スバルの弱点とされる燃費の面でも
並み居るライバルと台頭に戦えるモデルになるはず。
※ 次世代 e-BOXER は 2024 年発表の次期フォレスターから
搭載されるとの噂があります。
したっけ。