少々出遅れました。
昨日(2021年11月25日)の
午前 8 時に新型 WRX S4 と
年次改良版レヴォーグが発表されました。
FA24
今回ついに 2.4L 直噴ターボエンジンが
国内モデルに初採用となりました。
先代までの 2.0L(FA20)に比べて
パワー・トルクとも減少している
ようですが、諸々の大人の事情に
配慮していかなければ
ならないこのご時世にあって、
ハイパフォーマンスのモデルを
継続投入してくれたという意義は
大きいと思います。
ちなみにこのエンジン、
BRZ/GR86 に搭載される自然吸気エンジンと
同じ型式名ですが、シリンダーサイズが同じと
言うものの各パーツはかなり異なるものです。
スバルパフォーマンストランスミッション
今回、トランスミッションにも新たな名前が。
「スバルパフォーマンストランスミッション」は、
2.4L 直噴ターボにあわせて新開発したとのこと。
SUBARU の CVT は、従来から
高容量と中容量の 2 タイプありまして、
このトランスミッションは高容量タイプ
(旧呼称はスポーツリニアトロニック)の
進化版と言えるようです。
改良点は、
- マニュアルモード 6 → 8 速に変更
- シフトアップ・ダウン高速化
- ブリッピング制御の追加
- 変速比幅(レシオカバレッジ)の拡大
となっており、大きく手が加えられているようです。
WRX S4
ここからは個別モデル解説。
少々の空白を経て、
新型となった WRX S4 は、
スバルグローバルプラットフォーム(SGP)と
フルインナーフレーム構造を採用。
メインとなるグレードは、
ベースの GT-H と、
豪華版?の STI Sport R の 2 種。
それぞれアイサイト X の有無で
4 グレード展開となります。
※ アイサイト X 搭載グレードは末尾に「EX」
空力パーツでした
新型のスタイルを見て
ひときわ目を引くのは
ホイールハウスを含め、
ボディ全周に渡る樹脂パーツ。
これ賛否両論がありますが、
実は空力パーツ。
この樹脂部分、よくよくみると、
細かいディンプル(凹み)が無数に
施されていて、これがボディサイドを
流れる空気の流れを整えることで、
操縦安定性向上に効果があるそうです。
レヴォーグ改良
こちらは新型登場から 1 年を経て、
年次改良のタイミングで 2.4L 直噴ターボ
モデルをラインナップに加えました。
グレード名は WRX S4 と同じ
STI Sport R(EX※)。
※ アイサイト X 付き。
サンルーフ追加
今回に改良での一番のトピックは
サンルーフの設定(メーカーオプション)でしょう。
先代よりも開口面積を拡大し、
さらなる開放感が味わえるとのこと。
これを期待して契約を待っていた人、
一定数いらっしゃるでしょうね。
新色追加
ボディカラーには、
- セラミックホワイト
- サファイアブルー・パール
- イグニッションレッド
を新たに設定しました。
その一方で、
- ラピスブルー・パール
- クールグレーカーキ
- ピュアレッド
が廃止となっています。
ラピスブルーとピュアレッドは
同系新色に移行しましたが、
クールグレーカーキは不人気による
廃止という見方が濃厚です。
その他改善など
今回の改良では、他にも
パワーリヤゲート、アイサイト X の
動作改善なども含まれます。
またリリースには含まれていませんが、
足回りに何らかの変更が加えられている
可能性も無きにしもあらずです。
レガシィ アウトバックにも
SUBARU のハイパフォーマンスモデル
復活にとりあえず一安心。
次にスバリスト(ワタシは除く)が
望むのはこれを積んだマニュアル車の
設定でしょう。
ワタクシ的にはレガシィ アウトバックにも
このエンジンが国内版にも
展開されることを願ってやみません。
したっけ。