時は前後しまして。

昨日新型フォレスター実車を見に行くときに、

恵比寿までの足として

TH ライナーを利用してみました。

TH ライナーとは

2020 年 6 月から運転を開始した

東武スカイツリーラインと

東京メトロ日比谷線を直通する

定員制列車です。

事前に座席指定券を購入することで、

着席が保証されます。

※ 実は指定券なしでも乗れますが、
 その時は割高な車内料金適用となり、
 着席保証もありません。

「TH」には「東武線(TOBU)と日比谷線(HIBIYA)」、

「東京(TOKYO)とホーム(HOME)」という

意味が込められているそうです。

運行形態・区間

朝の時間帯は上り(久喜→恵比寿間)が 2 本、

夕・夜間帯は下り(霞ヶ関→久喜間)が 5 本

運転されています。

料金

TH ライナーに乗車するためには

乗車券・定期券の他に

座席指定券が必要で、その金額は

下表の通り(2021年6月23日現在)。

区間大人小児
久喜 – 春日部 ↔ 日比谷線各駅680円350円
せんげん台・新越谷 ↔ 日比谷線各駅580円300円

※車内料金は上記プラス 200 円(大人小児同額)。

使用車両

使用される車両は 70090 系電車。

用途に応じてロング・クロスシートが転換できる車両です。

TH ライナーとして運行する時は

クロスシートとなります。

車内設備

車内は Free Wi-Fi 完備で、

二人がけの各座席には、

フックとカップホルダー、

それに電源コンセントが備っています。

トイレはありません。

チケットレスサービス

座席指定券購入は東武ネット会員サービスを利用しました。

会員登録・クレジットカード登録することで、

PC、スマホなどでチケットが買え、

紙のチケットを発行することなく

そのまま乗車可能となります。


スマホで購入すると

この画面がチケットの代わりになり、

乗車時に係員さんに求められたときには

この画面を提示します。


ただし、乗車時点で

係員さんは手持ち端末で

販売済みであることは

確認できるようで、

改めてのチェックはないようです。

ワタシが利用したのは「TH ライナー 4 号」。

2 本目の列車です。

※車内の係員さんは車掌さんではなく
 業務委託された警備員さんとのこと。

乗車具合

新越谷(8:43 発)から乗車。

ワタシは 5 号車に陣取りましたが、

二人がけのシートは窓側のみが

埋まった状態。

かなり余裕がありました。

TH ライナーは東武、日比谷線内で

通過駅が設定されています。

特急?

東武線内の停車駅は、

東武動物公園、春日部、せんげん台、新越谷で、

すべての駅が上り列車では乗車専用、

下り列車では降車専用。

日比谷線内の停車駅は、

上野、秋葉原、茅場町、銀座、霞ヶ関で

全ての駅で上り列車は降車専用、

下り列車は乗車専用です。


※上り列車は霞ヶ関から恵比寿まで

各駅停車となり、この区間では

座席指定券なしで乗り降り可能です。

そこそこ速い

東武線内の複々線区間では(北越谷~西新井付近)では

急行線(特急・急行列車等と同じ線路)を使い、

そこそこ快適な速度で走ります。


上り列車の場合、西新井の南側で

急行線から緩行線(各駅停車が走る線路)に

移り、北千住の高架ホームに入り

日比谷線に直通します。


北千住では乗務員交代のため停車しますが、

ドアは開きません。

のんびり日比谷線

日比谷線内には待避設備がありませんので、

前を走る各駅停車にあわせて

そのスピードはがくんと落ちます。

ご参考までに南千住駅通過時の動画を。

日比谷線内に限っては所要時間は

各駅停車とほぼ変わらないと言っていいでしょう。

快適!

新越谷→恵比寿まで 1 時間強は

かなり快適に過ごせました。


580 円という料金は、

車内設備を考えるとちょっと微妙な

印象も抱きますが、

たまに乗るならいいのかと。。


したっけ。