関東でもつい先日梅雨入りした
ばかりですがスキーネタを。
以前お送りした、
この記事の続編です。
今回は、前回頼んだブーツの
フィッティングにお付き合い。
バキュームフィット
フィッシャーのブーツでは、
バキュームフィットなる技術が
採用されています。
これは、端的に言うと
シェル(外枠)の熱成形のこと。
具体的には、
まず素の状態でためし履き、
当たりが出る場所について、
足に直接パッドをはる。
専用オーブンでシェルをあたため、
再度足入れ。
バキュームステーション(上画像)で、
外側から圧を加えてシェルを成型。
シェルを冷却パッドで冷やして終了。
という段取り。
詳細については他のサイトでも
解説されていますので、
探してみてください。
利点
今回、強調したいのは、その利点。
シェルが熱成形できるブーツは
他ブランドでも見聞きしますが、
それらは一般的に、
シェルを外側に広げることしかできません。
バキュームフィットの場合、
熱を加えたあと、外側から
圧を加える為、シェルを縮める
ことも可能ということ。
その証拠にカタログを見ますと、
このブーツは、ラスト(足幅)が
「97mm±3mm」
と記載されています。
すなわち、既定値からプラマイ 3mm ずつ、
幅を調整することが可能ということ。
もちろん足幅だけではなく、
甲の高さなども調整できますから、
かなりフィット感の高いブーツに
なることは想像に難くありません。
実際に作業を目の当たりにしましたが、
これはなかなか手の込んだ内容であり、
相方様も
「成型後のフィット感はかなり良好」
とのことでした。
ゲレンデでは
足元の不安はなくなった相方様。
このブーツがどのような効果を
生み出すかについては
シーズンインを待つ必要があります。
今からその時が待ち遠しいですね。
したっけ。