今回は身の上話です。

 

2 度目の脱サラに思い至った経緯、

からその後のどん底?状態まで

振り返りつつ書いてみます。

もしご興味あればお付き合い下さい。

 

これまで明かしてこなかった事実も

詳らかになる!かも。

 

きっかけは大震災

脱サラを考えたのは、

東日本大震災がきっかけでした。

 

当時都心にて業務についていた私は

交通機関麻痺により

翌朝まで職場での滞在を余儀なくされました。

 

そんな中、家族が心配。と

そそくさと帰る上司。

 

まぁ、それが当たり前なんでしょうが、

有事に責任者がササッと帰る

というのがちょっと信じられませんでした。

 

仕事のやりがいも感じられず、

「あ、辞めよう」

と決意を新たにしました。

 

偽装請負からの脱却

ここで背景説明。

 

震災時は某 IT 企業に

勤めていました。

 

業務委託されていた

取引先に常駐、

という形式です。

 

いわゆる「請負」という

形式なんですが、

これはあくまで「建前」。

 

実際には取引先にて

そこの従業員と

ほぼ同じ業務を、

あちらの上司さんの

指示によってこなしていました。

 

すなわち、実態は「派遣」

と何らかわらないということです。

 

この世界に入ったとき、

これが当たり前だと思っていましたが、

情報収集するにつれ、

「これってグレーなのねぇ」

ということが

私の中で明らかになってきます。

 

そんな思いが増長される中で

起こった大震災は

退職への思いを

一層強固なものにしました。

 

起業業種選定プロセス

まず、「辞めよう」と

考えた上で、じゃぁ

やめたらなにしよう?

 

ということを考え始めました。

 

なにをやるか

当時の私は IT 系と言っても

保守系分野にいて、

ヘルプデスクで

顧客からの相談対応というのを

主業務にしておりました。

 

実際にはパソコン回りの

トラブル、業務アプリの

使い方等、なかなか広範囲の

業務をこなしておりました。

 

で、思い当たったのが

パソコン教室

という回答でした。

 

どこでやるか

もう都内に通勤する気は

さらさらありませんでしたので、

自宅近くで事務所を借りようと

思いました。

 

退職までにやったこと

まず所属する会社に

辞意を表明。

 

表立っての理由は、

「起業したい」ということ

だったので割と

さらっと受け入れられたと思います。

 

逆に現場(取引先)では

少しの慰留がありました。

ありがたいことです。

 

こうして 2014 年初夏に

サラリーマンを卒業することに

なりました。

 

開業費用の工面

まず自宅近くで事務所を立ち上げるために

見積もった費用は 600 万円。

 

当時(今も)貯金などほとんど

なかった私はこれをどう工面するか、

というのが第一の壁となりました。

 

父からの借金

まずは身内。

会社をやめて起業することを告げ

200 万円ほど融通してもらいました。

 

父も脱サラで飲食店を

立ち上げていたので

ここらへんの理解はあったようです。

 

逆に母にはすごく心配されました。

(それが的中するわけですが)。

 

公的融資

上記の身内借金では

当然足りませんから、

これに上乗せ分をどうするか。

 

商工会に相談すると、

日本政策金融公庫、

県からの公的融資が

低金利でおすすめという話が。

これらの公的融資は

なかなか有利な条件で

融資をしてもらえるのですが、

その審査は厳しく、

様々な書類を作成する

必要があります。

 

借りたいと思っている

事務所の家賃、改装費などを

業者さんに見積もってもらったり、

その額を数年で満足できるような

事業計画書を作成したり。

 

業者さんの助言を受けつつ

久しぶりにない頭を絞り出して

一生懸命書類作りに励みました。

 

狂い始める歯車

事業計画が甘かったためか、

結局融資は断られます。

 

200 万円でできること。

 

と色々迷う内に

生活費として切り崩されていく

ことになります。

 

本当は会社に勤めながら

こういうことはやるべきなんですが、

とにかく辞めたい一心だったので

後先考えずに退職していました。

 

今考えると、

本当に無鉄砲な奴だな。

と思うわけで。

 

雪だるま式に増える借金

ですが、

「まだ 200 万円あるし」

などとたかを括ってしまい、

まだ必死にはなってなかったと思います。

 

当然ながらこの蓄えも底をつき、

返すあてもないのに

カードローンに手を出すことになります。

 

そんな中で、冬はスキー教師、

夏はアルバイトで食いつないでいますが、

なかなかこの歳でいい仕事はありません。

 

そして現在の状況は

そんなこんなで、現在は、約 90 万円の

借金をこしらえました。

 

証拠画像として

現在のローン残高を……

 

父からの借金、その諸々……をプラスして

約 300 万円超という感じです。

 

ということで、

これが現在が置かれた状況です。

 

これまで隠してきましたけど、

もう晒しちゃいます。

私はこんな駄目人間ですよー。

 

ただ、こんな状況なんですが、

それほど悲観的になってないから

困ったもんで。

 

「どうにかなる、どうにかする!」

 

と言い聞かせながら

今は職探しに奮闘している

私なのであります。

 

起業予定者へ「行動は計画的に」

このエントリーを相当な

覚悟を持って書いてます。

実名で借金バラしてますからね。

 

なぜそうするかと言うと、

私のような人間を増やしたく

ないからです。

 

会わせて私が申し上げたいのは

「最低限の計画を」

ということ、特に金銭面ですね。

 

逆に、

ある程度金銭的に余裕があって、

まだ 20代 30 代前半なんて若い人なら、

結構なんとかなっちゃうから、

一歩踏み出すのもいいかもよ?

なんて煽ってしまったりして(苦笑)

 

もちろん、このアドバイスを元に

アナタが失敗しても私は責任とれませんので

くれぐれもご注意ください

(慰めの言葉くらいはかけてあげられます)。

 

したっけ。