今回は自転車に関するちょっとお硬い話題に
お付き合いください。
今年も 平成29年4月6日(木)~ 15 日(土)の
10 日間に渡って「春の全国交通安全運動」が行われます。
それを前に KDDI が日常的に自転車に乗る人 1000 人を対象に
行った「自転車に関する意識調査」を実施したそうです。
それによると、
自転車事故に「遭いそうになった」経験は約 6 割、
「遭った」経験は約 3 割あったとのこと。
これを年代別(20~60代)で見ると
20 代(「遭った」:4 割、「遭いそうになった」:6.5 割)
が最も高かったそうです。
今回の調査対象に 10 代は含まれていませんが、
対象に含まれていたならもっと高い数字に
なっていたことが想像できます。
というのも、10 代と言うと、
その大半は免許をもっている割合が
低いため、交通ルールに触れる機会が
少ないということが挙げられます。
※運転免許試験(学科)では
最低限のルールを理解しないと合格できませんよね。
この調査で「自転車に乗っていて危険だと思う行為」
という設問もあり、これについてはトップが
「夜間の無灯火走行(58.8%)」
となるのですが、自動車運転者からみて
危ないと思える「並進走行( 45.1%)」、
「車道の右側走行( 43.4%)」は低い割合 と
なっており、その意識に乖離が見られます。
またこれら数字も 20 代に限定すると
さらに低い値となっていることが分かります。
普段クルマで走っていると、
歩道をスピードを出して走るとか、
車道右側を逆走しているというのは
10 代の人が多い印象です。
このように危険という意識が低く、
かつルールも周知できていないという
状況で事故がおこってしまうのは
ある程度必然ということもできると
思います。
前述の「事故に遭った」「遭いそうになった」
という回答の中にはこれらの
「ルール違反」者が少なからず
含まれていると考えられます。
交通ルールとは安全で円滑な交通を生み出すために
長年考えられてきた上で決められたものです。
環境整備面で立ち遅れている感は
否めませんが、だからこそしっかりと
ルールを守る必要があると思います。
自分の安全は自分で守る。
そのためには無知じゃいけない。
ということを念頭にいれて、
自転車に乗って欲しいと思います。
したっけ。