自転車絡みの残念なニュースです。

9 日に札幌市で発生した事故について。

 

結論から言ってしまうと、

「圧倒的に男性が悪い」

ということなんですが、

ここで自転車を愛するワタシの

考察を述べてみることにします。

 

事故の概要

まずは概要から。

紹介したWeb上のニュース記事は

いずれ閲覧できなくなると思うので、

以下に引用しておきます。

『自転車でひき逃げ 7歳男児が重傷 札幌市』

札幌市で今月9日、7歳の男の子が自転車でひき逃げされて重傷を負いました。警察が自転車の男の行方を追っています。
現場近くの防犯カメラの映像では、店から歩道に出た男の子に自転車が突っ込んだ様子が映っています。事故が起きたのは9日午後5時ごろ、札幌市中央区の歩道で、はねられた7歳の男の子は足の骨を折る重傷を負いました。男は白いクロスバイクのような自転車に乗っていて、年齢が20歳か30歳くらいとみられ、警察はひき逃げ事件として男の行方を追ってます。

 

事故の詳細

この記事には合わせて

防犯カメラから撮影された

動画も投稿されていました。

 

以下はこの動画を見た限りの考察で

あることをご承知おきください。

 

小学生の飛び出し

発端はコンビニから

歩道に飛び出した小学生。

 

止まりきれずに衝突

歩道を走ってきた自転車の男性は

止まりきれずに小学生にぶつかり、

小学生は足を骨折。

 

そのまま立ち去る

この男性は小学生と

一言二言の会話をして

そのまま現場から立ち去る。

 

この時点で男性は小学生の

骨折には気づいていなかったと

思われる。

 

考察

まず原因を作ってしまったのは

小学生であることは明白です。

 

で、ネットでの書き込みなどを

見ると「お兄さんかわいそう」

という意見も多々見られますが、

ちょっと待ってください。

 

そういう見方もできますが、

男性が道路交通法を違反している

可能性が高いんです。

 

男性の落ち度

まず飛び出した小学生が悪いというのは

ワタシも異論はありませんが、

それ以上に男性の過失度合いが

大きいということを忘れてはなりません。

 

歩道上の事故

まず事故現場は「歩道」で

あったということです。

 

道路交通法上、

自転車は「軽車両」という分類で、

「原則として車道を通行する」

ということになっています。

 

「歩道走行は例外」ですし、

やむを得ず歩道を通行するときは

「歩行者がいる時は徐行しなければ

ならない」とされています。

 

監視カメラの動画を見ますと、

事故直後に他の歩行者が

歩いていることが確認できますし、

コンビニ店内にもそれなりの人が

いますので、

ここは徐行すべきと考えます。

 

ひき逃げ適用

そしてこの男性が言い逃れできない点として

小学生をそのまま放置して

その場から立ち去ってしまった点。

 

気が動転していたんでしょうが、

事故の当事者ですから、

この小学生がちゃんと立てて歩けるか?

という確認をする必要があり、

今回のようにそうでなかった場合は

適切な処置を行う必要があります。

 

事故を回避するには

では、今更ですが、

この事故を回避するには

どうすれば良かったか。

 

これは簡単で、

「自転車は車道を走る」

を守っていればこの事故は防げたはずです。

 

流石にこの小学生も車道まで

飛び出そうとはしていなかった

ようですし。

 

自転車保険

ところで、万が一、こういう事故を

起こしてしまった時の

頼みの綱となるのが自転車保険。

 

自転車事故とは言え、

その賠償額は年々増えてきている

という実態があります。

 

仮に死亡事故などを

起こしてしまえばその額は

莫大なものになります。

 

普段から自転車に乗る方は

そんなときに備えて、

自転車保険に入りましょう。

 

私が住む埼玉県でも、

この度 2018 年 4 月から

自転車保険の加入が義務

となりました。

 

※ クルマを運転される方は、
自動車保険の「自転車特約」として
この賠償についてカバーできる場合もあります。

自転車は凶器になる

恐らく男性はこんなに大事になるとは

思っても見なかったでしょう。

 

ですが、自転車に乗るということは

こういう危険性を常にはらんでいる

ということです。

 

自転車に乗る方は

自分も当事者になる可能性が

あるということを

肝に銘じていただきたいと思います。

 

したっけ。