スバリストかつアイサイト推しの私に気になるニュース。
本日発表された日産のニュースリリースによると、
今夏(2016 年 8 月下旬)フルモデルチェンジを迎える「セレナ」に
同一車線自動運転技術「プロパイロット」を初搭載するとのことです。
今日はこの技術について我らがスバル「アイサイト」と
比較しながら書いてみたいと思います。
まず、この「プロパイロット」ですが、
一言でまとめると、高速道路や自動車専用道路で、
同一車線上の運転を自動的に行うシステム
といえるでしょう。
※実際には一般道路でも使えそうですが、
ここはスバルと同様に非推奨となるでしょう。
さて、この「プロパイロット」は「アイサイト」となにが違うのか?
まず機能面でみると、
走行速度 0 ~ 約 100km/h までの間で、
同一車線の中央走行を保持しつつ、
前車に追随走行するということ。
「アイサイト」との違いは車線中央維持機能が
使用可能な速度域です。
アイサイトのそれは動作下限の速度が
約 65km/h となっています。
すなわち、高速道路でもちょっと流れが滞りがちだったり、
渋滞にハマってしまったり、という状況や、
最高速度が 60km/h 以下の一般道路などで、
この機能を使うことはできません。
この点が「プロパイロット」最大の優位点で、
ここを猛烈にアピールしてくるでしょう。
※2016/07/14 追記
プロパイロットの車線中央維持機能について補足です。
この機能は「約 50km/h 以下では先行車がいる場合のみ作動」
となっています。
次にシステム面で見ると、
この技術を単眼カメラで実現しているという点。
アイサイトはステレオカメラですから、
システムにかかるコスト面で考えると、
搭載機器を単純化できるプロパイロットは
この面でも優位に立つことになります。
人気のミニバンである「セレナ」に初めて載せてくるといったあたりも、
世間の一般レベルの人達に
「背伸びしなくても手に入りますよ~」という
強いアピールポイントになるでしょう。
いよいよ「技術の日産」の面目躍如といったところでしょうか。
誕生の暁にはどれほどの性能をしめすか、ぜひ試乗してみたい思います。
で、スバルのアイサイト。
まぁ、黙ってみていることはないでしょう。
恐らく少し遅れるとは思いますが、
同じ機能を追加したものが発表されると思います。
今回の日産のこの発表が、
スバルに良い刺激を与えてくれるに違いありません。
ということで、
願わくば自動運転機能付き次期アイサイト搭載の
アウトバックを買いたいぞー!
を思いを新たにする私がいたりします。
最後にちょっと物言い。
先ほどの Web サイト を見てちょっと引っかかった点。
複数のページで「自動運転」という表現を使っておきながら、
注意書きには読みにくい薄いフォント色で
運転操作を支援するためのシステムであり、
自動運転システムではありません。
なんて書いてあるのはいかがなものかと。
これぱっと見た人は絶対に誤解を招いてしまう
表現だと思うんですが、問題はないのでしょうか。
したっけ。
“スバル「アイサイト」に強力ライバル!?日産 「プロパイロット」とは?” への2件のフィードバック