いよいよ先行予約が始まった
SUBARU クロストレック ストロングハイブリッド
(以下、S:HEV)。
先行展示も同日から始まったということで
開催店舗まで足を運んでみました。

大移動(幕張→大宮)

発表日となった 2024 年 10 月 17 日、
ワタシは日中、Japan Mobility Show 2024 の会場にいました。
午後のセミナー終了後現地を 15 時過ぎに出発。

海浜幕張→京葉線、武蔵野線「しもうさ号」、
ニューシャトルと乗り継いで吉野原駅へ。
そこから歩くこと 20 分で
埼玉スバル大宮店へ。

ご対面!

展示車のグレードは
Premium S:HEV EX。

S:HEV 搭載グレードは
2 つありまして、どちらも
「Premium S:HEV」
という名前が付き、
末尾の EX ありなしで区別。

そう、アイサイト X が
ついにクロストレックにも!
それに伴い、12.3インチフル液晶メーターも
装備されることになりました。

外装

前置き長くなりましたが実車チェック。
従来モデルとの外観上の変更は、

専用アルミホイールと、
これまた専用の e-BOXER オーナメント。
従来型 e-BOXER 以下画像とは意匠が異なるようです。

これを所有するユーザーの立場で
申し上げるともう少し差別化しても
良かったのでは、と思うところ。

内装

内装も差別化は控えめ。
ぱっと見でわかるところは
ルーフライニング等がブラック基調に
なったところ。

その他パネル等も
黒とグレーを組み合わせた落ち着いた
雰囲気でまとめられています。

エンジンルーム

ボンネットも開けてもらいました。
チラチラ見えるオレンジの配管は
高電圧ケーブル。ハイブリッドモデルの証。

エンジンが少し前側に積まれている印象を
受けました。これは S:HEV の
トランスアクスルが大きくなったため
ではないかと睨んでおります。

ハイブリッドシステムを制御する
パワコントロールユニットが
エンジンの上に。
これにより、燃料タンクの大型化
(48 → 63L)が実現しているそうです。

荷室への影響は軽微

荷室寸法については
床面が従来型に比べて 2cm アップしたとのこと。
その分と床下収納スペースが減っていますが、
燃料タンクが拡張されたことを
考えると、相当頑張ったなという印象です。

その分サブトランクはだいぶ控えめになりましたが
トノカバー(ディーラーオプション)を
収納するスペースがちゃんと確保されていたりします。

待望装備

そして荷室右側には
アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)が。
メーカーオプションですが
キャンプ、災害時など色々と
活用できそうな嬉しい装備。
装着は必須と言えるでしょう。

S:HEV について

さてマニアック解説。
この度登場した S:HEV システムは
トヨタの THS2 をまるっと
移植したわけではありません。

この辺、しっかり紹介されている
ところが少ないので
少々詳しく書いておくと、

トヨタから供給を受けるのは
2 つのモータージェネレーター(発電用・駆動用)、
電磁制御の AWD 機構、バッテリーなど電力系パーツ。

それ以外、要となるエンジン、
動力分割機構、これを制御する
プログラムなどはすべて SUBARU 側の
開発だということです。

10 月 17 日にドバッと公開された
試乗動画を見てみても、
トヨタのそれとは動力性能が
かなり異なっている印象です。

動力用 MG の出力も
トヨタの同程度の車種よりは
大きいものを採用しているとのことで
走りに関してはかなり
ほぼ SUBARU そのものと
言ってよいでしょう。

燃費は

で、気になる燃費は以下の通り、
比較として現行 e-BOXER の数値も載せておきます。

S:HEV従来型 e-BOXER(AWD)
WLTC モード18.915.8
市街地モード(WLTC-L)15.812.9
郊外モード(WLTC-M)20.616.0
高速道路モード(WLTC-H)19.417.3

トータルで 20㎞/L 超えとはならなかったようですが、
パワーと燃費のバランスを考えた結果なのでしょう。
ただ、この数値でも
容量アップした燃料タンクのおかげもあり、
理論上はワンタンクで 1000km 走行も
実現しています。

SUBARU のアイデンティティでもある
プロペラシャフトを通しての
シンメトリカル AWD を踏襲しているのも
この理由になるでしょう。

トヨタ、ホンダ勢には及びませんが、
日産のエクストレイル(18.4㎞/L:AWD)と
比べるとほぼ同等ですから、
大健闘といえるのではないでしょうか。

価格・見積もり

さて、気になるお値段。

まず基本となる価格は、
Premium S:HEV が 3,833,500 円
Premium S:HEV EX ですと、4,053,500 円
となっております。

ここでご注意。
やすい方の Premium S:HEV ですと、
センターインフォメーションディスプレイに
ナビ機能がつきません。
また、メーカーオプションで選べるのは
アクセサリーコンセントとルーフレールのみ。
本革シートやサンルーフは選べません。

見積もり

さらに気になるコミコミ価格。
見積もりの作成をお願いしました。

グレードは Premium S:HEV EX。
メーカーオプションはフル、
ディーラーオプションについては
オススメのものをつけていただきました。

そのお値段は、、、5,141,670 円!!!

良いお値段ですね。。
詳細は以下画像(クリックで拡大)でご確認を。
削れるところはいっぱいあると思います。

試乗はしばしおあずけ

最後に今後のスケジュール。
正式発売は 2024 年 12 月となり、
実際に納車が始まるのは年明けになるのでは、
というのがディーラー氏のお話。

試乗車配備もその頃になりそうなので
ワタシが実際に乗れることになるのは
しばらく先になりそう。
早く乗りたい!!

したっけ。