本日は、久しぶりに県またぎの外出を。
その目的は今しか見られない
とある物の見学です。
ザ・ヒロサワ・シティ
今回訪問したのは、茨城県筑西市に
あるテーマパーク。
広大な敷地に、ゴルフ場などの
「スポーツ施設」、
美術館などの「文化施設」、
貸農園・クラインガルテンなどの「農業施設」等が
展開されています。
中でも、ワタシがビビっと来たのが、
レールパークと今回ご紹介する
航空ミュージアム。
※レールパークの記事は、
YS-11
メイン展示となるのは、YS-11。
航空ファン以外の方にさらっと
説明しておきますと、
YS-11 は戦後初の国産輸送・旅客機で、
展示はその量産初号機(JA8610)です。
この機体は 1964 年、運輸省(現国土交通省)航空局の
飛行検査機(各空港の電波状況などを調査)
として採用され、1998 年 12 月に退役、
国立科学博物館の手によって
現在まで動態保存されてきた機体です。
ここで言う動態保存は、
年に 4 回の定期点検によって
各部の劣化具合などを記録すること。
退役後実際の飛行は行いませんが、
おそらく現在でも飛ぶことが
できるだろうとの事でした。
さすがは頑丈さが売りの機体ですね。
ちなみに羽田空港での
動態保存にかかっていた費用は
年間約 900 万円とのこと。
これでもかなり
安くしてもらったんですって……
組立作業特別見学会
これまで保存してきた羽田空港が
手狭になったことから、今回、
ザ・ヒロサワ・シティに移して、
これまでできなかった一般公開を
することになったとのこと。
このために、ヒロサワ……では、
格納庫を新造したってんだから
大したもんです。
この機体は、他の展示機とは違い、
部品を切断することなく、輸送足り得る
大きさまで分解し、移動後に
それをまた組み戻すという工程をとります。
すなわち、現役当時の姿に最も近い展示機という
事になるわけです。
なお、この組立の内容を、
間近に見られる見学会を、
以下内容で実施中です。
開催概要
期間:2020 年 7 月 11 日(土)~ 7 月 26 日(日)
時間:10:00~15:00
※ 7 月 11 日は「YS-11 の日」だそうです。
ワタシが訪れた 2020 年 7 月 16 日(木・平日)は、
受付(検温・住所記入)後、
1 時間毎の集合時間が書かれた
整理券をもらい、その時間に
ミュージアム内に入り、
係員の方の説明(約 20 分)を聞ける、
という流れです。
なお、ミュージアム外からの見学は随時可能で
組み立て作業時はウイルス対策ですべての窓が
開いていますので、写真撮影もOKです。
アクセス
最後に、
「行ってみたい!」
という方に、アクセス情報を。
場所はこちら。
公共交通機関利用の方向け
JR 水戸線下館駅北口、または
筑波山口バス停(つくばエクスプレス
つくば駅からつくバス北部シャトル) で、
筑西市広域連携バス(時刻表・PDF)に乗車、
「茨城県西部メディカルセンター」下車、
徒歩約 15 分です。
したっけ。