本日は南会津(田島)の地より、
感動の余韻を味わいつつ更新します。
現代版組踊「息吹〜南山義民喜四郎伝」を
鑑賞してきました。
観ないと分からない
まず感想を書くなら、
この見出しになります。
みなさんも是非一度鑑賞いただくことを
強くおすすめします。といっても、次回公演は未定でして、
2020 年 3 月下旬を検討している模様。
次回公演が 2020 年 3 月 29 日(日)に決まりました。
会場は喜多方プラザ文化センター大ホールです。
以下、私の至らぬ語彙力を駆使しまして、
この作品も魅力を分析してみます。
魅力を分析
舞台に立つのは小学四年〜高校生、
その若さが眩しく感じます。
この世代の時にこんな環境に出会えた
彼らが心底羨ましく思えます。
俳優チームの演技は見事なもので、
ストーリーに思い切り引き込まれます。
そして合間にたたみかけるように
アンサンブルチームが加わってのダンス。
これも一糸乱れぬ乱舞。
圧巻の素晴らしさ。
内容もかなり手が込んだもの。
脚本もさることながら、
劇中の音楽はすべて生バンドの生演奏&生歌。
しかも、その演奏に花を添えるのが、
地域の太鼓保存会の共演。
という感じで、多方面から
五感をビシビシに攻めてくる
感動の嵐に包まれます。
組踊(くみおどり)とは
琉球王朝時代の沖縄が
発祥とされる歌舞伎のこと。
「現代版組踊」とはこれを
現代風にアレンジしたもので、
誤解を恐れずに端的に表現するなら
「沖縄版ミュージカル」とも。
題材は
「南山義民喜四郎伝」とは、
南山御蔵入領(みなみやまおくらいりりょう:
現在の南会津を中心とする地域)で
起こった百姓一揆である
「御蔵入(おくらいり)騒動」を
題材としたもの。
詳しい説明は公式サイトに
譲ることとしますが、
このとき立ち上がった農民たちと
現代の我々になにか通ずるものを
感じずにはいられませんでした。
明日への息吹
その時代を生きた人、そして演じた彼らの
「息吹」を生で感じることのできる
素晴らしい体験をさせてもらいました。
実は公演ごとに配役、ストーリーなども
変えているそうなので、次回公演も
また観に行きたいと思っております。
家族に乾杯
後日談です。
公演後、9 月に放映された NHK の
「鶴瓶の家族に乾杯」という番組で
まさにこの公演のために稽古中だった
チーム息吹のところに
ゲストのキムラ緑子さんが訪れていました。
キムラさんはいたく感動し、
鶴瓶さんも「この子すごい」といっていた
高校生の男の子。
斎藤輝石くんという
名前からしてかっこいい子なんですが、
驚くことに「普通の高校生」なんですと。
この舞台を目の当たりにすると、
テレビで観る以上の感動が連続で、
怒涛のように押し寄せてくるのを
体験することができます。
この感動は本当に
「観ないとわからない」です。
したっけ。