本日はこのニュースについて。

トヨタが、約5000の国内全販売店で全車種を売る検討を進めていることが27日、分かった。顧客層に合わせ四つの販売系列ごとに振り分けてきた取り扱い車種を、全店共通に切り替える。2025年ごろの実現を目指す。国内の販売車種も約60種類から大幅に減らし、開発・販売コストを削減するほか、1台の車を共同利用するカーシェアリング事業へ参入するなど販売戦略を抜本的に見直す。

 

これは、

以前当ブログでも書いた、

T 社国内向け車種半減へ!どうなるか予想してみました

この記事と非常に関連性が深い話題ですが、

今回は販売店に焦点を当ててみます。

トヨタ4ディーラーとは

まず、現時点でT 社のクルマを

販売するディーラーは以下の 4 つ。

 

  • T 社店
  • トヨペット店
  • T 社カローラ店
  • ネッツ店

 

※ 高級車ブランドである

レクサスは今回のニュースの

対象外となるようなので除いています。

 

まずはこれらのブランドについて

軽く説明していきます。

 

トヨタ店

主に高級車販売。

代表車種はクラウン。

 

トヨペット店

比較的高年齢層向けの車を販売。

代表車種はマークX。

 

カローラ店

ファミリー向けの車を販売。

代表車種はカローラアクシオ。

 

ネッツ店

若者や女性客向けの車を販売。

代表車種はヴィッツ。

 

昔は……

余談ですが、現在のネッツ店は

かつてのT 社オート店と

T 社ビスタ店が統合されたもので、

当時は 5 チャンネル体制でした。

全店全車種展開での問題点

これが今回のニュースの通り、

全店で全車種を扱うように

なると以下のような問題点が

出てきます。

 

販売店の経営について

まず前提として

覚えていただきたいのは、

販売店(以下ディーラー)は

大多数が地場の企業が経営しており、

T 社本社と資本関係がないこと。

 

上記を踏まえまして……

複数ディーラーが食い合いに

同一都道府県(地域)内で、

少なくとも 4 つの会社間で

熾烈な販売合戦が勃発します。

 

そこで売られる車は

同一ですから、基本的には

値引き合戦になることは

想像に難くありません。

 

そうなると資本力の内

会社はこの流れに乗って

いけなくなる可能性があります。

 

T 社本社としては

今回はT 社本体から(と思われる)

のニュースであったわけですが、

ぶっちゃけたところ、

 

台数がさばけなくなってきている

国内販売網を整理したい。

 

というのが本当のところでしょう。

 

これをディーラー側が

すんなり受け入れるとは

到底思えませんが、

今後、どのような流れになるのか

しばらく目が離せませんね。

 

したっけ。