本日はクルマ関連の話題。
これから年末年始を迎え、
「民族大移動」の時期が到来します。
各高速道路では渋滞発生が
予測されていますが、
もしかするとそれを
私達の力で減らすことが
できるかも……?
というネタをお送りします。
渋滞吸収理論
まずは JAF のサイトで見つけた
この動画をご覧ください。
この動画は「渋滞吸収理論」に
関するもので、その理論を元に
渋滞のメッカとも言える
中央道の小仏トンネル付近で
実験を行った時のものです。
実験結果
この試験の結果をみると、
後方の「吸収車」の
平均速度が高くなり、
さらにこの「吸収隊」が
通行した後には
渋滞の軽減効果が出た
ことが分かります。
この実験では
「吸収隊」は 8 台の
クルマで編成されました。
たった 8 台のクルマで
渋滞を軽減することが
できたわけです。
実際の走行環境では、
各々のクルマがこの「吸収車」の
役割を担えば、理論上
渋滞は軽減(解消)される
ということが言えると思います。
実践方法
では、我々がこの理論を
実践するにはどうすればよいか。
というのを説明してみます。
私たち一台一台が
動画中にある「吸収車」の
役割を担えばいいわけです。
すなわち、
- 渋滞区間手前から車間距離を多めに
- 渋滞区間では車間距離を保つ
- 速度変化をできるだけ抑える
という 3 つを心がけます。
車間があるため前方に
どんどん他車が割り込んできますが、
この時も車間距離を
維持し続けるように走ります。
最近装着車が増えてきている
ACC(アダプティブクルーズコントロール)の
絶好の活用場所と言えるでしょう
できれば全車速(渋滞)対応が
好ましいと思います。
余裕のある運転を
このようにこの理論で重要な点は、
「吸収車」の存在。
いわゆる「余裕のある運転」を
するクルマが増えれば、
渋滞低減効果は増すということです。
この動画でも、
「我先に!」
と、頻繁に車線変更をする
クルマが出てきますが、
これは渋滞を助長するのみで
逆効果です。
渋滞に出会ったら、
心を大きく持って
「メリハリのない」
運転を心がけるように
してみてください。
※この「渋滞吸収理論」は
サグ部(下り坂から上り坂に変わる部分)で
の効果が認められる方法のようです。
したっけ。