いよいよ明日にせまったダイヤ改正。
北海道新幹線開業や、
寝台特急【カシオペア】や
急行【はまなす】の廃止
等々の話題が目立つ中で、
ひっそりと引退していく車両があります。
JR 東日本の交直流電車 415 系です
(JR 九州ではもうしばらく残る予定)。
新形式である E531 系の車両数が揃ってきたことから、
今日をもって引退することになりました。
私が実家に住んでいた幼少~高校時代まで
慣れ親しんだ電車で特に高校時代、通学で
大変世話になっていました。
ということで、
感謝の意味も込めて運転最終日に
お別れの挨拶に行くことにしました。
青春18きっぷで
今回のターゲットは我が故郷を
走る水戸線の列車です。
比較的近場であり、
急ぐ旅でもないのでこのきっぷを使います。
事前に 415 系で運転される時刻を調べ、
それに合わせるように自宅を出発。
始発駅の小山へ向かいます。
宇都宮線は朝の人身事故で
ダイヤが乱れていましたが、
早めに出発していたので
余裕をもって到着できました。
小山到着すると程なく隣のホームに
お目当ての列車が入って来ました。
が、発車時刻まで余裕が
あるのでここで早めのランチとします。
懐かしい立ち食いそば
ここ小山駅には懐かしいタイプの
立ち食いそば屋さんが残っています。
懐かしさを感じる「フルオープン」な
このお店で天ぷらそば(370 円)を
味わいます。
小麦粉比率が高いうどんチックなそば、
それとこれまた粉比率高めの
サクサクかき揚げ。
変わらぬ味に一安心。(笑)
惜別乗車
発車まではまだ余裕はありましたが、
座席を確保するため早めに
水戸線ホームへ移動します。
早速車内へ入ると、
まだお客さんは少なめ。
車内も往時と変わっていません。
ほっとしますね。
ただ、掲出される広告は少なくなっていて、
頭上が寂しくなっていますね。
発車時刻。
遠慮なく車内に入ってくる
懐かしいモーター音、懐かしい乗り心地。
当時とほとんど変わらない単調な
景色を眺めながら味わいます。
一時間ちょっとをかけて終点の友部に到着。
やはり同業者がたくさんいらしてました。
お名残惜しくもありますが先に進みます。
旧ドレミファ列車
ここからのお供は E501 系。
ちょっと変わり種の車両で
数もそれほど多くはありません。
415 系と共に以前は上野にも
顔を出していました。
誕生当時は発車時にメロディーを
奏でることでも有名だったこの車両、
京急の車両とは違い、停車時にも
逆音階でメロディーを楽しめたんですよね
(現在は機器更新してしまったので
メロディーは聞けません)。
常磐線を北上します。
大甕駅ホームからは耳慣れたメロディが
聞こえてきました。
下りホームの発車メロディは
「恋のメキシカン・ロック」。
これは作曲した吉田正さんの
地元だという理由。
因みに上りホームは「いつでも夢を」
だそうです。
どちらも橋幸夫さんの曲です。
若い世代の方にはわからないでしょう……。
日立辺りでは前後では海をちらりと
望める区間もあり、
天気もよく気分も上々です。
いわきには 15 時少し前の到着。
隣には最新鋭の特急車両 E657 系が
発車準備をしていました。
福島横断(一部)
いわきでは磐越東線に乗り換え。
ディーゼルの音を楽しみつつ、
浜通りから中通りへと
向かうことにします。
道中、渓谷沿いを走ったりしましたが、
残念ながらいい画がとれませんでした…
中通りに入ると雲行きが怪しくなり、
雪が舞い始めます。
郡山到着は 17:00 過ぎ。寒い~。
こちらでも少し雪が舞っていたようです。
東北線乗り継ぎで帰路へ
今日は日帰りのつもりなので、
ここから帰路につくことに。
黒磯までは 719 系。
北海道への鈍行旅で幾度となく
お世話になりましたので、
新鮮味はありません。
が、車内に新たに貼られたこんな
表示にドキッとさせられました
(この車両は常磐線北部でも
運用されています)。
黒磯からは 205 系。
この車両がまさかこんな北まで
追いやられるとは思いませんでした。
この車両は転入する時に改造が
施されており、半自動で
開閉できるようドア横に押し
ボタンスイッチが付いています。
お次は宇都宮で乗り換え。
ここまで来ると「帰ってきたなぁ」
という印象です。
宇都宮では 2 分の接続で
乗り継ぐこともできますが、
慌ただしいので一本遅らせます。
乗車したのは 11 分後に
発車する通勤快速。
大宮に着くのは 20:40 過ぎ。
前の列車との差は 4 分まで
縮まります。
大宮→武蔵野線直通
大宮ではちょうど良いタイミングで
向かい側のホームに
武蔵野線直通「しもうさ号」が入線。
これに乗車して自宅最寄り駅へ。
本日の旅は終了しました。
旅のまとめ
今回の旅は、
乗車距離:547.9km
普通運賃に換算すると 8,750 円分
(全て幹線に乗車として計算)。
以上、ざっくり計算ですが、
青春 18 きっぷの 1 日分が
2,370 円ですので、
6,380 円のオトクをゲット
したことになります。
したっけ。
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