いよいよ明日にせまったダイヤ改正。
北海道新幹線開業や、
寝台特急【カシオペア】や
急行【はまなす】の廃止
等々の話題が目立つ中で、
ひっそりと引退していく車両があります。
JR 東日本の交直流電車 415 系です
(JR 九州ではもうしばらく残る予定)。
新形式である E531 系の車両数が揃ってきたことから、
今日をもって引退することになりました。
私が実家に住んでいた幼少~高校時代まで
慣れ親しんだ電車で特に高校時代、通学で
大変世話になっていました。
ということで、
感謝の意味も込めて運転最終日に
お別れの挨拶に行くことにしました。
青春18きっぷで
今回のターゲットは我が故郷を
走る水戸線の列車です。
比較的近場であり、
急ぐ旅でもないのでこのきっぷを使います。
事前に 415 系で運転される時刻を調べ、
それに合わせるように自宅を出発。
始発駅の小山へ向かいます。
宇都宮線は朝の人身事故で
ダイヤが乱れていましたが、
早めに出発していたので
余裕をもって到着できました。
小山到着すると程なく隣のホームに
お目当ての列車が入って来ました。
が、発車時刻まで余裕が
あるのでここで早めのランチとします。
懐かしい立ち食いそば
ここ小山駅には懐かしいタイプの
立ち食いそば屋さんが残っています。
![DSC09564_R](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2016/03/DSC09564_R-300x169.jpg)
懐かしさを感じる「フルオープン」な
このお店で天ぷらそば(370 円)を
味わいます。
小麦粉比率が高いうどんチックなそば、
それとこれまた粉比率高めの
サクサクかき揚げ。
変わらぬ味に一安心。(笑)
惜別乗車
発車まではまだ余裕はありましたが、
座席を確保するため早めに
水戸線ホームへ移動します。
![DSC09565_R](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2016/03/DSC09565_R-300x169.jpg)
早速車内へ入ると、
まだお客さんは少なめ。
車内も往時と変わっていません。
ほっとしますね。
ただ、掲出される広告は少なくなっていて、
頭上が寂しくなっていますね。
発車時刻。
遠慮なく車内に入ってくる
懐かしいモーター音、懐かしい乗り心地。
当時とほとんど変わらない単調な
景色を眺めながら味わいます。
![DSC09573_R](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2016/03/DSC09573_R-300x169.jpg)
一時間ちょっとをかけて終点の友部に到着。
やはり同業者がたくさんいらしてました。
![DSC09574_R](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2016/03/DSC09574_R-300x169.jpg)
お名残惜しくもありますが先に進みます。
旧ドレミファ列車
ここからのお供は E501 系。
ちょっと変わり種の車両で
数もそれほど多くはありません。
415 系と共に以前は上野にも
顔を出していました。
誕生当時は発車時にメロディーを
奏でることでも有名だったこの車両、
京急の車両とは違い、停車時にも
逆音階でメロディーを楽しめたんですよね
(現在は機器更新してしまったので
メロディーは聞けません)。
常磐線を北上します。
大甕駅ホームからは耳慣れたメロディが
聞こえてきました。
下りホームの発車メロディは
「恋のメキシカン・ロック」。
これは作曲した吉田正さんの
地元だという理由。
因みに上りホームは「いつでも夢を」
だそうです。
どちらも橋幸夫さんの曲です。
若い世代の方にはわからないでしょう……。
日立辺りでは前後では海をちらりと
望める区間もあり、
天気もよく気分も上々です。
![DSC09577_R](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2016/03/DSC09577_R-300x169.jpg)
いわきには 15 時少し前の到着。
隣には最新鋭の特急車両 E657 系が
発車準備をしていました。
福島横断(一部)
いわきでは磐越東線に乗り換え。
ディーゼルの音を楽しみつつ、
浜通りから中通りへと
向かうことにします。
道中、渓谷沿いを走ったりしましたが、
残念ながらいい画がとれませんでした…
中通りに入ると雲行きが怪しくなり、
雪が舞い始めます。
郡山到着は 17:00 過ぎ。寒い~。
こちらでも少し雪が舞っていたようです。
東北線乗り継ぎで帰路へ
今日は日帰りのつもりなので、
ここから帰路につくことに。
黒磯までは 719 系。
北海道への鈍行旅で幾度となく
お世話になりましたので、
新鮮味はありません。
が、車内に新たに貼られたこんな
表示にドキッとさせられました
(この車両は常磐線北部でも
運用されています)。
黒磯からは 205 系。
この車両がまさかこんな北まで
追いやられるとは思いませんでした。
この車両は転入する時に改造が
施されており、半自動で
開閉できるようドア横に押し
ボタンスイッチが付いています。
お次は宇都宮で乗り換え。
ここまで来ると「帰ってきたなぁ」
という印象です。
宇都宮では 2 分の接続で
乗り継ぐこともできますが、
慌ただしいので一本遅らせます。
乗車したのは 11 分後に
発車する通勤快速。
大宮に着くのは 20:40 過ぎ。
前の列車との差は 4 分まで
縮まります。
大宮→武蔵野線直通
大宮ではちょうど良いタイミングで
向かい側のホームに
武蔵野線直通「しもうさ号」が入線。
これに乗車して自宅最寄り駅へ。
本日の旅は終了しました。
旅のまとめ
今回の旅は、
乗車距離:547.9km
普通運賃に換算すると 8,750 円分
(全て幹線に乗車として計算)。
以上、ざっくり計算ですが、
青春 18 きっぷの 1 日分が
2,370 円ですので、
6,380 円のオトクをゲット
したことになります。
したっけ。
“【青春18きっぷ】415系惜別乗車と茨城福島ぐるり旅” への1件のフィードバック