夏季休暇などで運転に不慣れなドライバーさんが
増えると思われる本日(2024年8月15日)、思うところを。

今朝ほど X(旧 Twitter)タイムラインに
流れてきた以下ポストについて。

主原因は逆走車だったようですが、
こういった事故を少しでも減らすために
高速道路の走り方について書いてみたいと思います。

追越車線とは

今回の事故は追越車線上で置きましたが
まずは定義をおさらいしておきましょう。

まず「追い越し車線」は法的な根拠はなく
一般的には 2 車線以上ある道路の
最も中央より車線をこう呼んでいるそうです。

ルール

ここでは簡単に説明しますが、
追越車線はその名の通り
追越のための車線、
なので走り続けてはいけません。

追越車線を走り続けることは
走行帯区分違反として取り締まりの
対象になりえます。

なお、どのくらいの距離、
時間を走り続けると取り締まりの
対象になるかは現場の
警察官の裁量に委ねられるそうです。。

リスク

さて、本題ですが、
そもそも追越車線走行には
以下のリスクが考えられます。

一般的に走行車線より速度が高め。
逆走車との衝突リスク高め。

また、これはワタシの経験上ですが
追越車線上での追突が多いと感じます。

リスク軽減策

以上を鑑みて事故を減らすため
私たちドライバーが講じることのできる
対策をいくつかあげてみます。

追越車線を走らない

見出しは極端な例ですが、
「極力」追越車線は走らない。
ということです。

実は法的にもこれが当たり前なんですが
追越車線を延々と走るクルマ、
多いですよね。。。。

事故回避もそうなんですが、
取締を受けるという経済的?リスクを
低減することができます。

十分な車間距離を

週末、GW、年末年始、夏季休暇などは
追越車線を数珠つなぎになって
走る車列をよく見かけます。

車間距離が短いと、
前を走る車を越えて見える
視野が相当に妨げられることになります。
その分、入手できる情報量が
少なくなるということです。

これが非常に危険であることは
いうまでもないんですが、
それが分かってない?方が
多々いらっしゃるのが現実です。

ちなみに、車間距離を開けていると
割り込まれるから、、、
という理由を述べる方がいますが、
そういうクルマは割り込ませればいいんです
(割り込ませたあとはまた十分な車間距離を)。

数台割り込まれたくらいで
到着時間はそんなに変わらないですから。

ACC 活用

ACC(アダプティブクルーズコントロール)が
ついているクルマならこれを
徹底活用しましょう。

最低限の車間距離を自動で
とってくれますし、副次的効果として
運転中の疲労軽減に効果あり。

追越車線つめつめで
車線変更もガンガン、
体力・精神消耗しつつ
度々休憩するなら、
ACC オンでゆったり流して
休憩少なめで行くほうが
結果として早く目的地に到着、
なんてこともありえる話です。

余裕をもって

最後に、これが全てかもしれませんが、
常に余裕をもった行動を。

まず運転計画は余裕をもって。
この時期は渋滞が予想されますので
それもしっかり考慮にいれましょう。

車間距離を多くとることも
余裕を持つことにつながります。

あとは気持ち的にも余裕を。
「我先に」ではなく「どうぞどうぞ」の
気持ちで。

みんなで事故減らしましょう

ここまで偉そうに書いてきましたが
ワタシも運転中カッとなることはあります。
以上のことは半分くらい
自分に言い聞かせるように書いています。

この記事が少しでも多くの方に届き、
心の片隅においてハンドルを
握っていただければ、と思います。

やめて迷惑リヤフォグ

最後に、本題からちょっとそれますが、
晴天夜間時のリヤフォグ点灯やめてください
(追越車線を延々と走るクルマに多い気がします)。

はっきりいって迷惑でしかありません。
ドライバーの頭の悪さ、無知さ加減を
露呈しているだけです。

あと、後付の爆光フォグも……

したっけ。