明日、JR 東日本でダイヤ改正が実施され、
震災以来 9 年を経て常磐線が全線で復旧!
という大きな話題がある中で、
影に隠れた感のあるネタを。
名前が変わります
それは同じく常磐線にある
「佐貫(さぬき)」駅。
この駅が明日から新名称に変わります。
それが「龍ケ崎市」駅。
地元の要請によるものだそうですが、
ワタクシ的にはちょっとひっかかる
ことがあります。
「佐貫」の由来
まず、名前の由来。
佐貫駅は茨城県龍ケ崎市にあります。
「龍ケ崎」にあるのになぜ「佐貫」?
というのは駅が開業したときには所在地が
「佐貫村」だったからというもっともな理由。
その後、合併により龍ケ崎市になり
現在にいたります。
市の代表駅は?
今回の改称により、JR の市代表駅が
名実ともに「龍ヶ崎」を名乗ることになり、
内房線の「佐貫町」駅(マザー牧場最寄)
と間違えて来てしまう人も
今後はいなくなると思われます。
が、ここで忘れて行けないのが、
佐貫駅を通るもう一つの路線
「関東鉄道竜ヶ崎線」です。
龍ケ崎と竜ヶ崎
さて、じわじわと本題に。
この竜ヶ崎線、始発の佐貫駅から
わずか 2 駅(その距離 4.5km)で終点に到着します。
その名前は「竜ヶ崎」駅。
さあ、ややこしくなってまいりました。
今回、JR 側の駅は改称されますが、
関東鉄道側は「変更なし」です。
すなわち「りゅうがさき」と
名のつく駅が 2 つ、しかも
至近ですが別の場所に存在することに。
※「竜ヶ崎」駅は開設当初「龍ケ崎」でしたが、
国鉄が当用漢字を採用することに倣い変更。
ふさわしいのは?
ワタシがひっかかるのは、
いわば町外れにある佐貫が
なぜ「龍ケ崎」を名乗るのか、
それも「竜ケ崎」が存在しているのに。
そもそも「竜ヶ崎」駅の方が
「龍ケ崎」の地にありましたし、
現在も市の中心地に近いんです。
よそ者の目からみれば、
どちらが「りゅうがさき」に
ふさわしいかは一目瞭然ですよね。
ややこしや
ということで、
明日から常磐線と竜ヶ崎線を
乗り継ぐときは、
常磐線「龍ケ崎市」駅で下車し、
すぐ隣の竜ヶ崎線「佐貫」駅で
竜ヶ崎線に乗り「竜ヶ崎」で下車。
という、よくわからないことになります。
地元の方はこれを受け入れるんでしょうか?
この改称の裏事情を知っている方、
こそっと教えてくれませんか?
したっけ。