まずはこれ、何かわかりますか?

この角度では分かりにくいかも。
正解を言ってしまうと
クルマの「パーキングブレーキ」です。

その名の通り、駐車時に使用する
ブレーキのことで、
別名「サイドブレーキ」とか呼んだりもします。
今日はこの「パーキングブレーキ」を
ちょっと深掘りしてみます。

様々なパーキングブレーキ

今回は様々な種類がある
パーキングブレーキについて、
いくつか紹介してみます。

レバー式

まずパーキングブレーキと言って
多数の方が想定するのはこれかと。

ブレーキをかけるときは
レバーを引き、解除するときは
先端のボタンを押しながら
戻すという操作をします。

通常は運転席左側(日本車の場合)に
ありますが、スペース効率を追求した
クルマなどは右側についているものも
あります。

かつて実家で所有していた
初代エスティマも
運転席右側にひっそりと
ついていて、
知らない人が乗ると
「どこ???」と
探していたのを思い出します。

足踏み式

最近の T 社のクルマでは割と
広く採用されている方式です。

ブレーキをかけるときはペダルを踏み込み、
解除するときはさらに少し踏み込む、
というのが一般的ですが、
解除はレバーで行うモデルも
存在します。

ワタクシ個人的には
好きではない方式です。

ステッキ式

最初の画像は、
T 社の「ハイエース/レジアスエース」の
パーキングブレーキ。

これを見て「懐かしい!」と
思う方もいるかも知れませんが、
現行型で採用されている方式です。

グリップ形状がステッキのそれに
にていることからこの名称がついています。

その一方で
「こんなの見たことない」
という方もいらっしゃると
思いますので、どのように
操作するのか動画を撮影してみました。

グリップの裏側にはボタンがついており、
ブレーキを解除するときはこのボタンを
押しながらグリップを回しながら戻す、
という少し複雑が操作が必要です。

電動式

最近増えてきた方式です。

ブレーキを電動でかけるため、
スイッチは小型化されています。
スイッチを手前に引っ張ると
ブレーキがかかり、スイッチを
押し込むと解除されます。

この画像はT 社のミニバン
「アルファード(ヴェルファイア)」の
もので、シフトレバーの操作と
連動して自動でブレーキをかけたり
解除したりしてくれます。

以下の動画では
シフトレバーを「P」に
すると自動的にブレーキがかかる
様子を見る(聞く)ことができます。

操作スイッチはシフトレバーの近くに
あるものが多いですが、
ワタシがかつて乗っていたレガシィ
(BR/BM 型)の
前期モデルはインパネ右側の
ステアリングコラム付け根付近に
ついてました。

乗りなれない人にとっては
これも分かりにくい位置だったようで、
後期モデルでは緊急時に助手席の
乗員も操作できるようにとの理由で
中央に移設されました。

AT 車もかけましょう

以上、様々な種類のある
パーキングブレーキですが、
AT 車に乗っている方で
シフトを「P」に入れるのみで、
パーキングブレーキを掛けない人が
たまにいらっしゃいますが、
これはクルマにとっては
良くないです。
その理由については、
このページが詳しいです。

クルマを大切に扱いたいアナタは
しっかりパーキングブレーキを
使うようにしてくださいね。

※冬季などブレーキを作動させる
 ワイヤーが凍結してしまう可能性が
 ある時はブレーキをかけないほうが
 いいこともあります。

したっけ。