ワタシは以前の仕事で、
T 社のクルマに乗ることが
多かったです。

特にコンパクトカーに
触れる機会が多いのですが、
今日はその一部の車種で
気づいた点とそこから話題を
広げて書いてみます。

パッソの方向指示レバー

まずは「パッソ」。

このクルマを運転した時に
気づいた点。

右左折時などに方向指示器
(ウインカー・フラッシャー)
を点滅させるためには
指示レバーを操作する必要があります。

この操作に違和感を覚えました。
というのも、
このクルマどのような操作をしても
レバーが中立の位置に戻って
しまう仕様です。

例えば、右折しようとして
指示レバーを操作した場合、
「レバーある程度動いた位置で
止まって、ハンドル操作とともに
中立の位置に戻って点滅が終わる。」

というのが、従来のの動き
だと思いますが、このクルマは、
レバーは中立に戻って、
方向指示器は点滅し続ける
という動作をします。

ちなみに、
同じ T 社の「ヴィッツ」では
従来の動きをします。

ダイハツの OEM

同じ T 社のクルマなのになぜ?

という答えは、ズバリ、
「ダイハツ製だから」
です。

ダイハツで製造されるクルマは
軽自動車からコンパクトカーまで
方向指示レバーは同じ動き。

T 社のクルマのラインナップの内、
一部のクルマについては、
ダイハツで生産されたものを
T 社ブランドで販売しています。

※ これを OEM(相手先ブランド)生産といいます。

例えば、この「パッソ」は
ダイハツの「ブーン」と
ほぼ同じクルマです。

「パッソ」は過去には
T 社とダイハツが共同開発
した時代もありましたが、
現行モデルは完全に
ダイハツで開発・生産する体制です。

さらに多重?OEM……

同じケースとして、
T 社「ルーミー・タンク」が
挙げられます。

コンパクトなトールボディの
このクルマ、なかなか
好評なようですが、
これも「トール」とほぼ同じ。

さらには同じモデルが
スバルブランドでは
ジャスティ」という名で
販売されていたりします。。。

乗り味も……

これらダイハツ製の
コンパクトカー群、
正直ワタクシの印象は良くありません。

ブレーキ操作のタッチは
剛性感が弱くふわふわだし、
乗り心地はいい反面、
コーナを曲がる際、
少しスピードを出し気味に
すると車体が大きく傾き(ロールして)
少しの恐怖を感じます。

この品質で……?

大企業たる T 社さまでは、
「第一線モデルではないから」
という理由で OEM なのかも
しれませんが、
このクオリティで
T 社のブランドを
名乗らせるのはいかがなものか?

というのがワタシの
率直な意見であります。

特に最近は TMGA 採用で
クルマの質がどんどん良くなって
いますからね。

ダイハツはそれに追いついては
いないと思います。

「スバルの軽」は

ここからは少し脱線。

これはすでにご存知の方も
多いかと思いますが、
スバルでは 2012 年に軽自動車の
生産から全面撤退しました。

よって、現行モデルのスバルブランドの
軽自動車もすべてダイハツ製です。

T 社の軽も……

2011 年から順次発売された
T 社の軽「ピクシス」シリーズも
すべてダイハツの OEM です。

元々、T 社では軽自動車を
作っていませんでしたしね。

OEM=節操なし

最初に抱いた違和感から
あらぬ方向に話題が
広がってしまいました。

これを書いていて思うことは
「T 社さん、節操なさすぎでは……?」
皆さんはどんな感想をもたれますか?

したっけ。