ワタシは以前の仕事で、
T 社のクルマに乗ることが
多かったです。
特にコンパクトカーに
触れる機会が多いのですが、
今日はその一部の車種で
気づいた点とそこから話題を
広げて書いてみます。
パッソの方向指示レバー
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2018/06/passo-300x194.png)
まずは「パッソ」。
このクルマを運転した時に
気づいた点。
右左折時などに方向指示器
(ウインカー・フラッシャー)
を点滅させるためには
指示レバーを操作する必要があります。
この操作に違和感を覚えました。
というのも、
このクルマどのような操作をしても
レバーが中立の位置に戻って
しまう仕様です。
例えば、右折しようとして
指示レバーを操作した場合、
「レバーある程度動いた位置で
止まって、ハンドル操作とともに
中立の位置に戻って点滅が終わる。」
というのが、従来のの動き
だと思いますが、このクルマは、
レバーは中立に戻って、
方向指示器は点滅し続ける
という動作をします。
ちなみに、
同じ T 社の「ヴィッツ」では
従来の動きをします。
ダイハツの OEM
同じ T 社のクルマなのになぜ?
という答えは、ズバリ、
「ダイハツ製だから」
です。
ダイハツで製造されるクルマは
軽自動車からコンパクトカーまで
方向指示レバーは同じ動き。
T 社のクルマのラインナップの内、
一部のクルマについては、
ダイハツで生産されたものを
T 社ブランドで販売しています。
※ これを OEM(相手先ブランド)生産といいます。
例えば、この「パッソ」は
ダイハツの「ブーン」と
ほぼ同じクルマです。
「パッソ」は過去には
T 社とダイハツが共同開発
した時代もありましたが、
現行モデルは完全に
ダイハツで開発・生産する体制です。
さらに多重?OEM……
同じケースとして、
T 社「ルーミー・タンク」が
挙げられます。
コンパクトなトールボディの
このクルマ、なかなか
好評なようですが、
これも「トール」とほぼ同じ。
さらには同じモデルが
スバルブランドでは
「ジャスティ」という名で
販売されていたりします。。。
乗り味も……
これらダイハツ製の
コンパクトカー群、
正直ワタクシの印象は良くありません。
ブレーキ操作のタッチは
剛性感が弱くふわふわだし、
乗り心地はいい反面、
コーナを曲がる際、
少しスピードを出し気味に
すると車体が大きく傾き(ロールして)
少しの恐怖を感じます。
この品質で……?
大企業たる T 社さまでは、
「第一線モデルではないから」
という理由で OEM なのかも
しれませんが、
このクオリティで
T 社のブランドを
名乗らせるのはいかがなものか?
というのがワタシの
率直な意見であります。
特に最近は TMGA 採用で
クルマの質がどんどん良くなって
いますからね。
ダイハツはそれに追いついては
いないと思います。
「スバルの軽」は
ここからは少し脱線。
これはすでにご存知の方も
多いかと思いますが、
スバルでは 2012 年に軽自動車の
生産から全面撤退しました。
よって、現行モデルのスバルブランドの
軽自動車もすべてダイハツ製です。
T 社の軽も……
2011 年から順次発売された
T 社の軽「ピクシス」シリーズも
すべてダイハツの OEM です。
元々、T 社では軽自動車を
作っていませんでしたしね。
OEM=節操なし
最初に抱いた違和感から
あらぬ方向に話題が
広がってしまいました。
これを書いていて思うことは
「T 社さん、節操なさすぎでは……?」
皆さんはどんな感想をもたれますか?
したっけ。