先日のエントリーの続きをお送りします。
より興味を増した「ESCORT」について、
更に深掘りするべく本日から 3 日間汐留で開催中の
スキーショップの早期受注会へ。
KEI-SKI ブースを訪ね、ブランドマネージャーの我慢嘉治さんに
直接お話しを伺ってきました。
我満さんといえば、
私達世代にはデモンストレーターとして
活躍されていた記憶が強いと思います。
ということで、
まず、ミーハー心を最大限発揮しての記念撮影(笑)
では本題。
まずまとめてしまうと、コンセプトは「上達するためのスキー」。
しかも「初心者に優しく、上級者には厳しく」。
その理由を書いていきますね。
まずコブ斜面。
テールが引っかかりにくいので、
結果、板が回しやすくなるとのこと。
実際、コブ初心者の方がノーマルスキーと
この ESCORT の両方に乗った比較動画を見せてもらいましたが、
後者でよりスムーズ、かつリズミカルなターンができるようになっていました。
またある程度コブに入れる人が使うと、
深いコブに入っても板が浮くことが少なくなるため、
コブ斜面の中での足の使い方をしっかり
習得するのに効果的との事。
また個人的な感想としては、
さまざまなライン取りをためすにも
余裕を持って臨める板なのではないかとも思いました。
お次の例は、整地編。
見せていただいた動画の方はちょっと癖が強い様子。
ノーマル板での小回りではお尻を落としこんで板を回してしまう
という症状です。
この方も ESCORT を履いた動画では、
お尻の落ち方が弱くなり、スムーズに板を回しています。
滑っているご本人もびっくりされているご様子でした。
この例ではお尻を落とす間もなく板がまわってくれてしまうので、
そんな癖を出している隙がないという状況のようです。
たしかにお尻落ち解消だけではなく、
小回りのリズムも小気味良くなっているのが
見ていてよくわかりました。
お次は上級者のカービングターン。
ノーマル板でカービンターンを習得された方でも、
この板を履くとできなくなる方が結構いらっしゃるとの事。
これはなぜか。
この ESCORT の形状は、
エッジを縦に使おうとする(すなわちきっていく滑りをしようとする)と
その「スウィートスポット」は狭いんだそうです。
長い板、たとえば GS の板などは、
縦方向のスウィートスポットは長いので、
ある程度ルーズなポジションでも
ごまかしが効いてしまうようです。
なので、カービングで陥りがちな、
「とにかく前に乗る」とかいう癖などがある方は、
この板に乗るとその化けの皮が剥がれてしまうんだそうです。
なんとも怖い感じもしますが、
逆にこの板でそのポジションさえマスターしてしまえば、
どんな板でもその性能を十二分に発揮することが可能となります。
また、たとえばシェーレンしてしまう癖なども自動的に治ってしまうんだとか。
最近では指導員研修として
この板を用いるスクールもあるということで、
その有用性がだんだん浸透してきているようです。
と言うようなお話をとてもわかり易く、ちょっと熱くお話されていた我満さん。
ついつい私も引き込まれて話を聞いてしまいました。
で、当然ながら欲しくなってしまったわけです。
「このまま予約しちゃうか!」
という勢いだったんですけど、
ない袖は触れませんのでとりあえず、
涙を飲んでその場を後にした次第です。
とりあえず、
今シーズンはどこかのゲレンデで
試乗をしてみたいと思っています。
最後に、我慢さん、本日は色々とありがとうございました。
今回のこの記事で間違いなどございましたら
遠慮無くご指摘をお願いします。
したっけ。