今日はバスのお話。
ワタシは愛車(ロードバイク)に
乗って江戸川沿いをよく走ります。
埼玉ですけど……
江戸川右岸(上流→下流に向かって右側という意味)
を遡って行くと、松伏町にとあるバスの
車庫を見下ろすことができます。
このバス会社は「茨城急行自動車」
というそうで、車庫に止まるバスには
「IBAKYU」というロゴが入っています。
この会社、どうやらこの車庫が本拠地のようです。
埼玉なのに茨城???
ということで、
茨城出身、埼玉在住と両県に
縁のあるワタシはこの理由について
調べてみることにしました。
路線網
まず、現在の茨城急行自動車について。
埼玉県東部(越谷市、松伏町など)、
千葉県北西部(野田市)及び
茨城県南西部(古河市など)を
中心に路線バスを運行する会社で、
東武バス傘下の朝日自動車グループに
所属しています。
朝日自動車グループの他社のバスは、
東武系の統一のカラーリングで
走っていますが、この会社は
独自カラーなので際立つ存在ですね。
登記上の本社は東京(東武本社と同じ)ですが、
事実上の本拠としては松伏町
(登記はあくまで営業所)にあるようです。
サイクリングで見かける車庫はここだったんですね。
※ 他に茨城県古河市、千葉県野田市などに
車庫があるようです。
深まる疑念
公式サイトの路線図をみると、
埼玉県内に結構な勢いで路線を
広げていますが、これを見るにつけても
「なぜ茨城?」という疑問は深まるばかり。
で、散々もったいぶったその回答は
この会社の成り立ちにありました。
以下ザクっと説明します。
ルーツは茨城
この会社の歴史は戦前まで遡るそうで、
前身は茨城県下妻市に創業した内山運輸という会社。
そこから路線バス部門を分割し、
以後東武傘下入り現在の社名になった
ということらしいです
(当初の本社は茨城県結城市)。
因みに、このときに同じくして
分割された貸切バス部門も現在、
東京の会社(東京パッセンジャー)になっています
(こちらはタクシーの飛鳥交通グループ)。
茨城急行自動車はかつて我が故郷である
笠間市を経由する路線(下館~水戸)も
運行していたようです。
思えば幼少時代、
東武バスの路線があったのは、
元々はこの会社のものを引き継いだ事実を知り、
不思議な感慨を覚えております
(結局東武もはこの路線から撤退)。
と、こんなことを書いていたら、
久しぶりにバスに乗ってフラッと
出かけてみたくなりました。
したっけ。