最近、AM ラジオ(特に文化放送)を聞くことが多いんですが、
その CM 中に「ワイド FM」なる言葉が聞かれるようになりました。
なんでも、秋から冬にかけて FM でも聞けるようになるんだそうな。
その「ワイドFM」についてちょっと調べてみました。
正式には「FM補完方法」というそうで、
現行の AM 放送の電波とは別に、
FM 放送の周波数帯 90.1 ~ 94.9 MHz を使用して、
AM 波と同じ放送を流すんだそうです。
この帯域は地上波テレビがアナログからデジタルへ
移行された事によって空いた帯域との事。
では、なぜそんなことをするのかというと、
理由は 2 つあって、1 つ目は難聴対策。
これは主に都市で AM 放送が聞きにくい場所で
聞けるようにするというものらしいです。
そして 2 つ目は災害対策。
何らかの災害で現行 AM 局からの送信が困難に
なった場合の代替放送という位置づけです。
以上の観点から、送信する局も従来とは別の所からとなり、
以下に示す三社は東京スカイツリーから送信されるようになります。
どの周波数で聞けるのか?
については、代表的なものとして、
東京の民放ラジオ局三社の周波数を以下に挙げておきます。
放送局 | 周波数 |
TBS ラジオ | 90.5 |
文化放送 | 91.6 |
ニッポン放送 | 93.6 |
対応のラジオ機器はこれからどんどん増えてくると思いますが、
過去のラジオでもテレビの 1 ~ 3 ch を聴けたものは、
そのまま放送を聞くことができるようです。
秋からは AM、radiko に加え、
新たな選択肢が増えることになります。
AM フリークとしては嬉しいニュースです。
したっけ。