最近 JR 東日本の首都圏の一部路線で
「良くするプロジェクト」なるものが動いています。
我が地元の武蔵野線もその対象でありまして、
現在までに以下の改善点が見られました。
- 駅のトイレリニューアル
- ホームに待合室新設
- 強風対策の防風柵の設置
最初の 2 つはそのまま快適性に結びつきました。
3 つめについては天候によるダイヤ乱れが以前より
明らかに少なくなって来たのが実感でき、
「風に弱い武蔵野線」の汚名を返上しつつあります。
で、ここからが本題。
以上のようにサービス品質が向上した部分も見られますが、
最近久しぶりに電車に乗ってみると、以下のように
明らかにサービス品質が低下している点も見られます。
- みどりの窓口の廃止
- 早朝時間帯の駅無人化
以下ではこれらについて詳細を書いてみます。
みどりの窓口の廃止
私の最寄り駅は「新三郷」駅。
2007 年まで当駅にあったみどりの窓口が廃止されました。
隣駅の三郷も 2013 年に廃止されましたので、
現在の最寄りは新松戸か南越谷。
指定券などを窓口で購入しようとする時、
そこまで赴く必要があるわけで、
当然、その往来時のきっぷ代はかかります。
最近はネットで買えるきっぷも増えているのですが、
例えば「北斗星」、「はなます」など寝台のある
一部列車については、現在も窓口まで赴いて
購入する必要があります。
早朝時間帯の駅無人化
「新三郷」駅など幾つかの駅は JR の直営ではなく、
関連会社社員が駅員として常駐する、いわゆる「委託駅」ですが、
2015 年 3 月 1 日から早朝時間帯(~ 6:30 頃)までは無人となり、
これによって変更となった点は以下の通り。
- 当該時間帯のエスカレーター停止
- 指定席券売機の稼働停止
- 問い合わせ・トラブル発生時は隣駅とインターホン通話
利用者の少ない時間帯ではありますが、
当然ながら利用する人はいるわけで、
明らかにサービス品質は低下していると言えます。
昨今のダイヤ改正で明るい話題ばかり見えていますが、
その影ではこんな所でしれっと合理化をしていたりします。
果たして「利潤を追求する会社だからしょうがない」のでしょうかね…
したっけ。