本日(2024 年 9 月 19 日)、
関東地方の一部で降雹の報道がありました。
このニュースを聴くと、
気になるのが、愛車が雹害を
受けたときにどうするのか、
ということ。

ワタシもこの被害を受ける可能性が
ないとは言い切れませんので
ちょっと調べてみました。

もと関係者

ちなみにワタクシ、
遠い過去には自動車ディーラーにて
営業スタッフの経験がありまして
当時、自動車保険の販売店資格を
取得した経緯を持っております。

そのころから制度もかなり変わって
いると思いますが、できるだけ
最新版にアップデートして
お伝えしていきます。

自動車保険は使えるか

最初に結論。
雹害については
「飛来中または落下中の他物との衝突」
(下表の太字部分)
にあたり車両保険の補償対象です。

車両保険については
「エコノミー型」、「一般型」とも
対象となり、保険金額を限度に、
修理代から免責金額を引いた額を
受け取ることができます。

この場合、保険等級は
1 等級のダウンとなります。

エコノミー型 or 一般型

ここで、車両保険の
エコノミー型と一般型の違いを
表でまとめるとこんな感じに。

一般型エコノミー型
相手自動車との衝突・接触
自動車による当て逃げ
契約車の所有者が所有する別の車との衝突・接触
火災・爆発
盗難
騒擾、労働争議に伴う暴力行為または破壊行為
台風、竜巻、洪水、高潮
落書き、いたずら、窓ガラス破損
飛来中または落下中の他物との衝突
その他の偶然な事故
歩行者、自転車、動物との衝突・接触×
電柱、ガードレール等との衝突×
墜落、転覆×
地震、噴火、津波××

車両保険、入りましょう

ここで注意ですが、
保険金が支払われるのは
「車両保険に加入していた場合」に
限定されるということです。

最近、天候が不安定になることが
多いのでそのへんも考慮して
車両保険に入っておくことを
おすすめいたします。

雹害車は事故車?

雹害というと
思いつくのは屋根の凹み。

幸いにして保険によって
修理できたとしてもそのクルマの
価値が大きく目減りしてしまう可能性も。

修復歴がつく?

修復歴がつくと
いわゆる「事故車」扱いとなり
査定価格が大きく目減りします。

修復歴とはクルマの骨格に
関する部分が交換された場合につく
ことになり、ループパネルも
この骨格部品に相当します。

すなわち、
雹害でルーフパネルを交換した場合、
そのクルマは「修復歴あり」
という事になってしまいます。

事故車回避

ただ、最近は修理技術も
発達してきており、
例えば「デントリペア」という
修理方法はルーフパネルを
交換せずにパネルの裏側から
凹みを押し戻します。

この方法ですと修復歴は
つきません。

とても画期的方法ですが
凹み、範囲の程度で
修理可否が決まりますので
まずはこの方法ができるか
ベントリペア対応のお店に
相談してみることをおすすめします。

備えあれば

ワタクシ事で振り返ってみれば
自動車保険は車両保険一般型に
入っておりますので
とりあえずは一安心。

あとは信頼できる
修理業者さんを見つけておくことも
重要かなと思います。

もしワタシが雹害を
被ってしまったら
まずはお付き合いのある
SUBARU ディーラーさんへ
相談してみようかなと思っております。

したっけ。