2023 年 5 月 11 日に行われた
SUBARU の「2023 年 3 月期 通期連結業績」
の発表で今後電動化に対する取り組みなどを
合わせて発表しました。
そこから大きな話題をピックアップして
お届けします。
BEV 自社生産
現在、SUBARU の BEV※といえば、
「ソルテラ」のみのラインナップです。
※ BEV = Battery Electric Vehicle の略で、
バッテリーに貯めた電力でモーターを
駆動する自動車のこと。
「ソルテラ」は T 社との共同開発で
その生産も T 社の生産工場によるもの
でしたが、いよいよ 2025 年から
いよいよ自社生産を開始します。
まず、矢島工場のガソリン車/BEV 車
混流ラインで生産を開始。
その後、2028 年までに大泉工場にも
BEV 専用ラインを追加、両工場で
40 万台の BEV 生産体制を築くとのこと。
※ 大泉工場では現在、エンジン・トランスミッションを生産。
次世代 e-BOXER
こちらは近い将来の話題。
現在、T 社のハイブリッドシステムを
導入して開発が進められている
次世代 e-BOXER システム。
その搭載車については、
2025 年に生産開始(本工場と矢島工場)
することが決まり、その方向で
準備中ということです。
なお、次世代 e-BOXER システムの
トランスミッションについては
その生産を北本工場に移管するとのこと。
※ 北本工場はかつて汎用エンジンなど
産業機器を生産していました(現在はその分野から撤退)。
BEV 4 車種に
最後に冒頭画像について。
これ結構ワタシはびっくりしたんですが、
BEV を「ソルテラ」以外に 3 車種追加
することになったそうです。
しかも全て SUV とのこと。
単純に考えると、「アセント(米国仕様のみ)」、
「レガシィ アウトバック」、
「フォレスター」、「クロストレック」の
BEV 版?というところですが、
果たしてどんな形で登場してくるでしょうか。
挽回できるか
国内他社に比べて遅れている印象の
拭えなかった SUBARU の電動化計画が
ここへ来てようやく大きく前進することに。
今までネックとなってきた燃費を
飛躍的に向上させると思われる
次世代 e-BOXER や追加となる
独自生産 BEV が楽しみです。
SUBARU らしさをどのように
表現してくるかも大いに見どころになるでしょうね。
したっけ。