本日、こんなところへ。

春日部自動車検査登録事務所です。

ユーザー車検に同行させていただき
その流れを見せていただきました。

陸事(りくじ)?

この施設、通称「りくじ」と呼んだりしますが、
これは 1985 年までの旧名称「陸運事務所」に
ちなむもの。

思えばワタシがディーラーで営業していたころも
既に「陸事」はなくなっていたんですね。

なぜユーザー車検?

なぜユーザー車検を受けるか。
その第一目的は費用節減。

ユーザー車検を受けるために
実際にかかる費用は少額の手数料と
重量税、自賠責保険領です。

自動車ディーラーで車検を受ける場合
一般的には 10 万円以上請求されることが
多いですが、その中で多くの割合を占めるのが
点検整備料金とディーラーが設定する諸々の手数料。

ユーザー車検の流れ

以下、備忘録的に。
必要書類、詳細な流れなどは
ググれば沢山ヒットしますので
ここでは省略します。

まず、ユーザー車検予約専用 Web サイトにて
事前予約しておきます。

書類記入・提出

事前に用意する書類の他に、
現地でもらって記入する書類もあります。

現在は書類発行機に車検証に
記載された QR をかざすことで
この書類を受け取ることができます。

この辺、車検証の電子化(2023 年 1 月~)で
またやり方が変わる可能性がありますね。

※ 電子化により検査手数料が値上げされるとの事
  省力化・低コスト化の為ではないのですか……?

検査手数料・重量税・自賠責保険料

お隣の建屋にて、検査料・重量税を収め、
書類に収入印紙を貼ってもらいます。

隣の窓口にて自賠責保険料を支払います。

受付

書類を受付に提出。これにて受付は完了。

検査ライン

クルマを検査ラインの待機列へ。
今日は月初ということもあり
クルマは少ないようです。

外観検査

ラインに入る前に外観検査。
係の方がやってきて、ライト類、ワイパー、
ウォッシャー、ホーンなどの動作確認が入ります。

ライン検査

前の車に続いて検査ラインへ
(ライン内は撮影不可)。
ここからマルチテスターまでの検査は、
運転席に座ったまま自分でクルマを
動かして行います。

テスターによる検査

最初はサイドスリップテスト、
テスターの上をゆっくり走るだけ。

次はローラー台のあるマルチテスターへ
前進し、ここではスピードメーター、
ヘッドライトの照度と光軸
前後ブレーキ、パーキングブレーキの検査を
一気に行います。

全面のディスプレイ、音声案内に従って
やれば OK です。

クルマを前進させて排ガス検査。
エンジンをかけたまま
プローブをマフラーに差し込み
検査完了まで待機。

検査合格後、検査票を自動記録機に
差し込む、ここまでの検査結果を
まとめて記録してくれます。

下回り検査

最後は人的検査。
中央に穴の空いた検査台に
クルマを進めると、
検査員の方によって下回りの
目視、ハンマーでのボルト類の
緩みチェックなどが行われます。

これも前方のディスプレイに
従えば OK です。

検査 OK なら自動記録機にて記録。

最後に総合判定のブースにいる
検査官に合格印を押してもらえれば
一連の検査は完了!

新車検証発行

一連の書類を窓口に提出すれば
ほんの数分で新しい車検証、
検査表ステッカーが発行されて
手続きは完了です。

検査表ステッカーは
フロントガラスの古いものと
張り替えておきましょう。

親切です

今回、同行してみて思ったのは
係の方は皆さん親切だったこと。

初めてユーザー車検を受けるなんて方も
分からないことは係の方にどんどん
質問しても OK そうです。

特に月初は落ち着いてる感じなので
不安な方は、登録が殺到しがちな
月末は避けたほうが良いかも。

ちなみに、ですが、
しっかり法定点検を済ませておくのは
大前提ですよ。

したっけ。