一昨日(2022年10月23日)の話題。
少々長くなりますがお付き合いの程を。

お友達が中山道ウオーキングしている
というお話だったので
途中からですが合流してみることに。

中山道とは

江戸時代に整備された五街道の一つ。
江戸の日本橋と京都の三条大橋の間を
内陸経由で結んでいます。

小諸→岩村田

今回はお江戸から少しずつ歩いて来ている
お友達につれてきてもらう形で
途中からですが参加しました。

まずクルマで小諸駅前に行き、
コインパーキングに止めて、

JR 小海線で岩村田(いわむらだ)駅へ。
画像はハイブリッド車両ですが、ワタシたちが
乗ったのはこれの 1 本前の普通車両。

岩村田宿→塩名田(しおなだ)宿

駅から南西部へ歩き中山道に取り付きます。
岩村田宿の中心部は既に歩いている
とのことで外れた地点からスタートです。

ここから諏訪までは並行する
鉄道が建設されなかった区間。
計画はあったようですが、
途中で東海道本線を作ったほうが
早いということなったようで。

しばらくは平坦な道を歩きます。
周囲はまもなく収穫を迎えるであろう
りんごの木が多数。長野を感じる瞬間です。

右手に浅間山、

左手には遠く八ヶ岳を望みながら歩きます。
山頂部に雲がかかっているのが残念ですが、
なかなかの絶景です。

浅間山と北陸新幹線「あさま」

駒形神社

少々のアップダウンを経て塩名田宿の手前。
こんな神社がありました。

お堀?
石段を登ると、

小高いところに平らな土地。
こちらは駒形城址のようです。

塩名田宿

緩やかに下って最初の宿場です。
2 軒あった本陣の一つが残っています。
こちらは問屋兼本陣だったようです。

三階住宅

宿場の西端は千曲川。
そこへ下っていく道沿いに、

三階建の住宅がありました。
昭和初期、裏手の高いところに
新しい橋に至る道路が建設された際、
三階部分を増築して、
そちらがわからも出入りできるように
してあるそうな。

舟つなぎ石

旧中山道をそのまま川岸に下りていくと、

穴の空いた大きな石がありました。
この石はかつてここに船橋がかけられていた時に
その綱を結んで置くために使われたそうです。

現在の橋がかけられるまで、
この千曲川には大いに悩まされたようで。

現在の中津橋

塩名田宿→八幡(やわた)宿

昔の苦労に思いを馳せつつ
千曲川をさくっと渡ります。

一里もない短い距離で八幡宿につきます。

八幡神社・本陣跡

八幡神社で小休止。

本陣跡を画像に収めて先に進みます。

八幡宿→望月宿

次の望月宿へ向かう途中には
現道を離れ、

野趣あふれる道を歩きます。
アスファルトの道より足に優しく、
こういう道が続くといいなと、
思っていたら、少々登ったところで
現道へ合流。

この後、最難関と言える和田峠へむけて
こういう道が増えてくると思われます。

望月宿

望月宿の入り口近くには結構きれいな形で
一里塚が残っていました。

さらに少し進んで、

望月城址へ。ここまで結構な距離を
歩いて登ってきました。
往時の規模の大きさが伺いしれます。

本丸跡の一段下には展望台があり、
こんな眺望を得られました。

ランチスポット探し

望月宿の中心街に降りてきました。
昔の賑わいを思わせますが、
今はひっそりとしています。

ほぼ中心地に千曲バスのターミナルが
ありますが、現在は無人で、
土、日、祝日はここを発着するバスの
運行もありません
(その中には中山道沿いを走る路線も)。

ここいらでランチを。

とお店を探すも一軒だけ
あったお店は「満席です」と
強気にかかれた看板を前に撤退。

一旦中山道を離れ、
バイパス沿いのお店まで歩くことに。

きしめん

ネットでゲットした情報をもとに、

「きしめん久弥」さんへ。
13 時過ぎでしたがご覧のクルマの数。
その人気が伺えます。

オーダーは望月宿のご当地メニュー「駒月みそかつ丼」。
きしめん(小)は自動で付いていきます。
少々待ち時間は長めですが、
その間にじっくり休憩ができました。

大きいかつときしめんも割りと
みっちり入ってます。
これでお値段 980 円は安いですね。

望月宿→茂田井間の宿(もたいあいのしゅく)

お腹が膨れたあとは
バイパスを離れ中山道へ。

望月宿と芦田宿の間には
茂田井間の宿があります。

望月宿と芦田宿で対応できない大通行の際に
休憩処としての機能を果たしていたそうです。

宿場全体が国道から外れているため、
昔の趣がそのまま残るとても良い場所でした。

二軒ある造り酒屋も昔の趣。

ここはお勧めです。

茂田井間の宿→芦田(あしだ)宿

この辺から帰りのバスの時間が気になりだし
急ぎ足になりました。

ゆっくり撮影する時間もなく。
ここは次回の課題ですね。

芦田→大家駅

本日のウォークはここで終了。
立科町役場前から東信観光バス
(千曲バス子会社)でしなの鉄道大家駅へ。

日中の便は途中ワイナリーを経由します。

時間に余裕があればここを見学するのも
良いかもしれません。

大屋駅→小諸駅

懐かしさを感じる駅舎の大家から、

しなの鉄道の新しい電車で小諸へ。

クルマをピック、温泉にて疲れをいやして
家路に着きました。

歩行データ

今回は岩村田宿→芦田宿まで、
所要時間は約 6 時間半(休憩含む)で、
距離にして約 23km。

※ GPS 信号ロストにより実際の距離と
  違う可能性も。

次回は難関

次回はいよいよ中山道最大の難所と
言える和田峠越え。
日帰りは無理っぽいので
どこかで泊まることになると思います。

したっけ。