2022 年 10 月 15 日(日)の内容です。
いよいよ、今回の主目的。
我ながらここまで長かったですね。
※ このシリーズの過去記事リンク。
Part.1 Part.2 Part.3
留萌本線お別れ乗車
来年(2023 年)春に廃止予定となった
留萌本線(石狩沼田~留萌)に
お別れを告げにやってきました。
前記事の特急ライラック 11 号が
深川に着いたのは予定の 11:05 を
少々過ぎていた記憶。
今思えば、JR 北海道の各列車、
軒並み数分遅れで運転していたような。
ほぼ満員
深川駅での乗り継ぎ時間は 5 分。
ホーム向かい側への乗り換えですが、
深川で「ライラック」を降りた皆さんのほとんどが
同じ目的とあって結構な人数が集中します。
今回乗車する留萌本線は 1 両。
キハ 150 型が充当されています。
この車両、旧富士重工(現 SUBARU)製。
「スバリスト」としても要注目です。
※ 富士重工は 2003 年に鉄道車両製造から撤退。
座席はサラッと埋まっており、立客も多数。
ワタシは石狩沼田で席にありつけました。
ロケ地
廃止予定区間にある恵比島(えびしま)駅は
かつての某公営放送ドラマの撮影地。
見にくい画像で恐縮ですが、
右側の駅舎に見える建物はロケセットで、
本当の駅舎は左手の小屋様の建物です。
路線廃止後の去就が気になるところですが、
この建物と駅周辺のロケ関連の
施設などそっくり残るではないかと思います。
みどころは……
この路線、恵比島以外にも古い駅舎など
点在はしますが、車窓的に盛り上がり欠ける
というのも事実。
峠らしい区間でそれなりに景色が良かったりも
しますが、「多くの人を惹きつけるか」
と問われれば微妙という解答にならざるを得ません。
「終着」留萌へ
留萌本線の延長は 50.1 kmで、
全区間乗車しても 1 時間ちょっと。
現在の終着「留萌(るもい)」に到着です。
「本線」を名乗る JR 線の中では
日高本線 (30.5 km) に次いで短い路線です。
かつてはこの「本線」よりも
長い距離だった支線
「羽幌線(留萌~幌延:141.1km)」
を有していましたが、それも昔の話。
廃線配線間際の羽幌線のホームは
少し離れた所にあり、
留萌本線のホームとの間は
長い跨線橋で結ばれていました。
現在、羽幌線ホームや
貨物列車用の側線があった場所は
公園と道の駅になっています。
駅施設として残るのは、ホーム 2 本、
線路 2 本という陣容ですが、
使用しているのは駅舎側のホーム 1 本、
レール 1 本のみ。
乗ってきた列車は 10 分少々で
折り返しますが、ワタシはここから
足を伸ばしたかったので見送り。
駅中をしばらくウォッチング。
駅はかつての栄華を想起させる立派な造りでした。
こういうの、余計に寂しくなりますね。
駅そばでランチ
お昼ごはんは駅舎内にある
立ち食いそば屋さんで。
駅前某店の海鮮丼も気になるのですが、
これを味わっておきます。
にしんそば(650 円)です。
決して高級ではないそばつゆ&麺に
甘露煮のにしんをのせたシンプルさ。
今回は極上の味を求める旅では
ありませんのでこれでいいんです。これも食べられなくなるかも
しれませんからね。
※ 2023 年 3 月 31 日追記
こちらのおそば、お弁当は道の駅るもいで
通年販売されることになるそうです(これまでは春~秋の期間限定)。
思い出の地へ
駅の風景を目に焼き付けたあとは、
先述の通り、留萌からもう少し足を
伸ばすことにしました。
その目的地とは?
次の記事にてお送りします。
したっけ。