カーシェア試乗記タイムズカーで「MAZDA3」｜スバスキ（スバル車好きスキーヤー）のよもやま話

本日はカーシェアで、

このクルマを借りてみました。
マツダの新世代車も少しずつ数を
増やしているようです。

MAZDA3

簡単に車種紹介。
MAZDA3 とは C セグメントに属するクルマで、
セダンとファストバックがあり、今回は後者。

グレード

15c です。
これは法人・レンタカー仕様のグレードで、
一般向け最廉価グレードである 15 より
さらに装備を簡略化してあります。

具体例をいくつか挙げると、
外観ではスチールホイール＋ホイールキャップに
なっていたり（15s はアルミ）、

内装ではカップホルダーのフタが
省略されていたり。

その一方で、ヘッドアップディスプレイが
標準装備だったりとか
装備としては十分で、国産他社の同クラスの
クルマよりは数段上質な佇まいです。

ちょっと驚いたのは

エアコンがマニュアルだったこと。
これは 15s も共通とのこと。
スイッチ類の質感は高いです。

※外観について印象はこちらの過去記事を。

操作性抜群

そして感心させられたのがこれ。

「コマンダースイッチ」と言いまして、
オーディオ、ナビ系の操作は全てここで
行えるようになっています。

扱いなれると、視線を移さずに操作可能。
これは安全性にも寄与する装備です。

結果、ディスプレイは視界奥に
設置することができ、ピントが合わせやすい
という効果もあります。

故にディスプレイはタッチ非対応。
それを知らない利用者が多いのでしょう、
ディスプレイには
指紋がいくつか残ってました…

こういうシステムを
ドライバーズカーを生み出す
スバルにも採用して欲しいですが、
社外品ナビの選択肢がある限りは
難しいんでしょうね。

個人的にはこのマツダの英断には
拍手を贈りたいところです。

試乗

今回は都内某所のステーションにて借り受け、
撮影時間を含めて小一時間ほど試乗しました。

ポジションはしっくり

最近のマツダ車全般に言えますが、
ドライビングポジションは、
違和感なくスッと決まるのが素晴らしいです。

取り回し性に難あり

いきなり面食らったのが取り回し性。
サイズ云々ではなく視界に難あり。

今回のステーションは立体駐車場内。
外に出るには狭いスロープを
降りていくわけですが、
とにかく鼻先、サイドの感覚が
掴みにくいんです。

運転には多少の自信がある
ワタクシですが、このクルマには
慣れが必要ですし、
運転が苦手な方には正直どうかなぁ……
思ってしまった部分。

前回のディーラー試乗でも気になりましたが、
左後方の視界もかなり制限され、
巻き込み確認などがしにくいです。

見えない部分はモニター等で確認させる
という事でしょうが、ここは SUBARU が
断然優位な点です。

乗り味

ボディ剛性は相当しっかりとしてます。
まず感じるのは軽快感。
悪くはありませんが、コツコツと
細かい振動を終始感じるのが気になります。

最近、ライバル車（カローラ、インプレッサ）
たちが実現してきているしっとり系の
乗り味の方が個人的には好みです。

ブレーキも

登場間もなく試乗したときは（2,000cc モデルですが）、
初期制動の立ち上がりが若干弱い
ブレーキのタッチに少々の違和感がありましたが、
今回はそれも感じることはありませんでした。

音がいい

感心させられたのがオーディオ。
廉価グレードのこのクルマにも
「マツダハーモニックアコースティックス」は
標準装備。

最適な位置に配された 8 つの
パイオニア製スピーカーはジャンルを問わず
実に見事な音を奏でます。

総合力高いです

ということで、
ほぼ街なか試乗でしたが、
このクルマの素性の良さを改めて感じました。

オーディオ、ポジションなど車内での
居心地はかなり良いです。

ただ、安全については
デザイン最優先でスポイルされている感は
否めません。

もう、とにかくかっこよければ良い！
という方には間違いなくオススメできるクルマです。