昨日お休みした分、もう一つ記事を。
IT 屋の端くれとして心底がっかりしたニュースから。
感情のおもむくままに書きますので乱文ご容赦を。
ロボットが自動で押印
今回取り上げるのはこのニュース。
リンクが切れたときのために以下に要約しますと、
ロボットを活用して契約書などの押印を自動化するサービスが発表された。金融機関や自治体など、契約書・請求書の電子化が進んでいない業界の押印作業を効率化する狙い。
システムは、複数書類を自動でめくり、
書類を自動判別、押印欄に自動押印。
というスグレモノ……
はぁ。。
これを見て肩を落とした同類の方、
多分数多くいらっしゃると思います。
生産性って……
そもそも論ですけど、このニュースを見て、
「おおすげぇ」と喜んじゃった方、
相当にやばいです。
「押印廃止すれば生産性が向上するよね」
という発想が出てくるのが当たり前です。
押印廃止。
これが最適解なのですが、
なぜそうしないか。
そこには大人の事情があるようで、
さくっと説明すると
「ハンコがなくなると困る人の発言力が大きい。」
というのが大きな理由の一つで
あると言われています。
いわゆる既得権益ってやつです。
こういう人たちが今の日本をダメにしている
のは間違いありません。
生産性の低い実例
ではでは、身近なところで、
がっかりさせられた同様の例を上げてみます。
計算機片手に EXCEL シート入力
つい最近発見した例。
某職場(お察しを)では、
請求書とかの書類は EXCEL のテンプレートに
入力、印刷して提出という方法をとっているのですが、
この表中に記載する金額計算をするのは
傍らに置いている電卓。。。
あのぅ、EXCEL って「表計算ソフト」なんですけど。
単に書類の見栄えを良くするためだけに
使われている生産性度外視の残念な例です。
そもそも請求書出力機能を持たない、
現状の◯◯◯とか言うシステムも
クソなんですが……
印鑑強制
これはとある役所での出来事。
印鑑持参を忘れた時、窓口氏に言われた事。
「近くに 100 円ショップありますから
そこで買ってきて押してください。」
なら、サインでいいやん。
と多くの人は思うでしょう。
どこででも手に入る印鑑を押すという
行為にどれだけの意味があるのでしょう。
かくにお役所の方とか古い会社の上層部というのは
「思考停止」している方が多いですね。
「生産性」という言葉を知らないのか?
と思ってしまうほどです。
他人の時間をうばうな
上記のような方は残念ながら
当ブログを読んでいないとは思いますが、
あえてそんな方々に言いたい。
「自分たちのメンツのために
他人の時間を無駄にしないでください。」
さらに経営者の方には、
「そんな無駄な業務にもコスト(人件費)かかってますよ。」
したっけ。