先ごろ発表された

メルセデス・ベンツ A クラス。

 

日本での発売は少し先になりそうですが、

各カーメディアでは

このクルマのとある機能で

持ち切りのようです。

 

今回はその概要を

さらっと説明しつつ、

今後の日本車が目指すべき方向などに

ついて私の意見を述べてみます。

 

底辺から変わるメルセデス

まず A クラスについて。

このクルマはメルセデスの

ラインナップではボトムを

担います。

 

欧州では C セグメントという

クラスに属しており、

日本で言うなればコンパクトカー

クラスと言ったところ。

 

新たなユーザー体験

ヒエラルキー下層とも言える、

この A クラスに今回搭載されたのが

「メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス」

(以下 MBUX)というもの。

 

搭載車はメーターが

液晶タッチパネルが 2 面

(グレードによりサイズが異なります)。

 

これが iPad のような操作感を

持つことはもちろん、

音声での操作にも対応。

iPhoneの「Siri」、

Android で言えば、

Google アシスタントの

ような機能と言えば分かりやすいでしょう。

 

「Hey, Mercedes」

 

の合言葉で例えば、

空調の温度調整、車内照明の

色変更など様々なことが

できるようです。

 

先進ナビ

さらにナビゲーションの機能として

交差点等でのルート案内は

実際の画像に曲がる方向の

矢印を立体的に表示させる

という機能を持っています。

 

「○メートル先を」

という音声案内よりも

直感的に曲がるポイントを

理解することができます。

 

これらの機能については

言葉で説明してもわかりにくいと

思います。

 

参考として

モータージャーナリストさんが

アップしているこれらの動画を

ご覧いただければと思います。

 

1 つ目。

こちらは河口まなぶさん。

 

2 つ目。

今井悠杏さんの Youtube より。

 

これまで挙げたのは、

おそらく MBUX の機能の

ごくごく一部かと思われます。

 

MBUX 自体は今度どんどん

アップデートしていくようなので

できることはどんどん増えていくでしょう。

 

対して日本のメーカーは?

この MBUX を目の当たりにして思うのは、

日本のメーカーこのままじゃ危ないぞ。

ということ。

 

クルマ自体の電動化とともに

こういったインフォテインメント

システムが普及していくことで、

クルマメーカーに限らず

関連機器のメーカーさんにも

言えることですね。

 

例えば社外ナビが

主力のメーカーなどは

もはや行く手を阻まれるという

事になります。

 

例えばメーターに

ビルトインされたディスプレイで

ナビゲーションまで行いますから、

ここでは外付けナビの

出る幕はありません。

 

構造変化も必要

クルマ業界が向かっている

方向を考えると、

今の日本のシステムでは

そろそろ対応の限界を

迎えているような気がします。

 

おそらく、

これから劇的に

変わっていく時代に

入るでしょう。

 

それを目のあたりにできる

私たちは幸せな

世代なのかもしれません。

 

ということで、

ワタクシ個人としては

この流れをキャッチアップできるように

頑張って財力を増強したいと

思う今日このごろでございます……

 

したっけ。