ちょっと複雑な心境です。
というのは、東武鉄道で
2017 年 4 月 21 日に予定される
伊勢崎・日光線系統のダイヤ改正の
概要(特急以外)なのですが、
その主なところが、
「快速、区間快速」の運転取りやめ
なのです。
「快速」、「区間快速」は
浅草から日光、鬼怒川、会津田島方面へ
直通する特別料金不要の列車です。
今回、これらの浅草直通を取りやめ、
南栗橋からの運転となり、
名称も「急行」、「区間急行」に変わるとのこと。
これは「特急リバティ」の新設に伴って、
そちらへの旅客誘導を狙ったものと思います。
続いてこちらの野岩鉄道のリリース(PDF)を
ご覧いただきたいのですが、
当時に運転開始となる「特急リバティ」は、
なんと野岩鉄道内はほぼ各駅停車。
新たに誕生する特急が
かつての急行「南会津」より
停車駅が多いのは皮肉なものですね。
この停車駅の増加によって
所要時間、停車駅は快速と同等と
なるにもかかわらず
特急料金を取るという、
快速利用者にとっては辛い状況になります。
「リバティ」の特急料金は
「スペーシア」系のそれよりも
安く設定されるようですが、
これは明らかにサービス低下と言って
良いと思います。
リリース順として野岩のそれが
先だったため、これを見た時は、
「会津田島への直通が 8 本とは
気合が入ってるなぁ!」
と思ったのですが、その裏には
この快速廃止があったわけで。
というわけで、
ちょっとがっかりなダイヤ改正でありますが、
夏には SL「大樹」の運転も予定されていますし、
今後しばらくは注目を浴びる路線で
あることは間違いありません。
ところで、
これらのリリースには一切情報がありませんが、
個人的に気にあるのは「リバティ」登場後の
従来特急車両 300、350 系の処遇。
これらの車両は登場から 30 年が経過、
座席もリクライニングしないなど
今の時代にそぐわない内容ですから
次第に淘汰されていくのではないかと
予想しています。
となると、
これらを利用する夜行「スノーパル」や
「尾瀬夜行」も「リバティ」の 500系に
置き換えられるのではないか?
という淡い期待を抱いております。
したっけ。