先日、赤ちゃんを背負って自転車に乗っていたママさんが
クルマと衝突して転倒、赤ちゃんが死亡という大変悲しいニュースがありました。
衝突相手のクルマの運転手は逮捕されたとのことですが、
この事故の詳細を知るに連れてこの運転手さんへの同情の
気持ちが湧いてきました。
というのも、自転車に乗っていたママさんは
渋滞している車列の間から反対車線に出て
運転手さんのクルマと衝突してしまったとの状況から。
自転車のママさんは軽傷であったことから、
クルマのスピードはそれほどではなかったことが想像されますので、
この運転手さんはそれなりに注意を払って運転されていたと思います。
それではこの場合、自転車側どんな行動を取れば良かったか。
私が考える方法は、
「信号のある交差点まで迂回し、横断歩道を自転車を押して渡る」
です。
この時、ママさんは急いでいたのかもしれませんが、
お子様の大事な命を背負っていることを考えたら、
こういう行動が自然に起きないとおかしいと思います。
今回のケースはさておき、
例えば、歩道をお子様連れですごいスピードで走ったり、
歩行者をベルで蹴散らしてみたり、車道を逆走したり……
傍から見ていて手も危ないなぁと思える光景にしばし出くわします。
これらはお子様も間接的に危険にさらしている行為ともいえます。
で、お子様を持つママさん方へのお願いなんですが、
まず「ルールを知って」ください。
最初におさえておいて欲しいのは、
「自転車は軽車両である」ということ。
歩行者の延長ではありません。
原則として走るのは「車道」であり、
「歩道」を走れるのは特別措置です。
また、当然ながら歩道では保護者優先であるはずが、
この原則さえご存じない方が多すぎます。
敢えなく歩道を走る際は、歩行者の妨げにならないように
かついつでも止まれるスピードで走る必要があります。
また、車道を走る場合では、左端を走行がルールです。
逆走は危険極まりない行為であることを肝に命じてください。
最後は心の問題で
「常に余裕を持った行動」
を心がけていただければと思います。
したっけ。
[amazonjs asin=”B013Y3F1TE” locale=”JP” title=”自転車ルール教本―安全に走るための3ポイント【3冊セット】”]