今日は自転車ロードレース観戦。
このレースの開催経緯は、本家「ツール・ド・フランス」が 100 周年を記念して
国外でのレース開催を模索していた時に、さいたま市がその誘致に
名乗りをあげたのがきっかけとのこと。
見事誘致に成功し 2013 年 10 月にその第一回が開催されました。
ということで、今年は二回目の開催です。
出場するのは 2014 年度のツール・ド・フランス参加チーム・選手の中から、
優勝者・優勝チームを含む上位チームの成績優秀選手。
総合優勝したヴィンチェンツォ・ニーバリや、
昨年の今大会の優勝者クリス・フルームも出場します。
またその他面々も本家レースで名を轟かせた強者揃い。
これが間近で見られるというのは本当に凄いことなんです。
13 時過ぎに会場周辺に到着。
まずはコース傍らでの併催イベント「サイクルフェスタ」へ。
自転車、関連グッズなどのお店が並びますが、
欲しくなると困るのでさらっと周回して、食べ物やさんコーナーで
軽くビール&ランチ。
自転車ロードレースの日本での認知度はまだまだ低いと思っていましたが、
最近は「弱虫ペダル」の流行などで若い方への浸透がすすんでいるようです。
会場も去年にまして若い方が多かったように思います。
レースはさいたま新都心の一般道を封鎖したコースを周回して行なわれる
「クリテリウム」という形式。2 点を結ぶ通常のロードレースとは異なりショー的要因が強いですね。
このコースを利用して前座的位置づけのポイントレースが 2 つ、その後にメインレースが開催されます。
私が見たのはメインレースにしぼりました。
イベント会場を見た後は沿道への移動を考えていましたが、
ステージ前に席をキープできたので、
そこに設置された大画面(パブリックビューイング)で観戦することにしました。
この方が解説もついていてよりレースが楽しめるという判断もありましたが、
この選択は正解でした。
ゆっくり座って観戦できるし、レースの流れが手に取るようにわかります。
間近で見る臨場感は若干スポイルされますが、近くで選手が走っていて、
会場の観客との一体感もあり盛り上がり、興奮度合いはなかなかのものでした。
さてそのメインレースの内容。
序盤は外国勢の計らいもあり、日本勢の見せ場が何度が展開されます。
その後、終盤でチームジャパンの別府史之選手が一人で逃げに入り、
一旦吸収されたものの、最後の周回に入るかというところで
別府、新城の逃げが始まったりと、大変面白い展開の連続でした。
※以下画像はパブリックビューイングの画面です。
そしてフィニッシュはやはりというか海外競合勢のスプリントのガチバトル(動画です)。
これがすぐ間近で繰り広げられているということもあり、
会場は大興奮となりました。
このバトルを制したのは終盤までアシストに引いてもらっていた
マルセル・キッテル。ここぞのパンチ力はさすがの一言でした。
最終スプリントにも加わっていた新城幸也は 5 位、
別府史之は 10 位でしたが、終盤の見せ場をつくったとして敢闘賞が送られました。
ということで、大興奮のうちに終わったレースでした。
昨年の開催は赤字となり今年の開催が危ぶまれていましたが、
この盛り上がりは去年とは比べ物にならないほど大きくなっています。
ぜひとも来年の継続開催もお願いしたいところです。
そして、日本のサイクルスポーツ熱がさらに高まることを期待しています。
したっけ。