本日は中 2 日でスキースクールへ出勤。
今週末に控えた団体繁忙期を前に、
SIA ステージⅠ検定会が行われましたので
それに参加してきました。

暖かい……

いきなり脱線。本日のゲレンデ状況を。
青空も見え、穏やかな朝。
気温はプラス。積雪もなし。

春の陽気です。
午前中はゲレンデ下部での実習となったので
どんどん悪化する雪質に悩まされました。

SIA とは

公益社団法人日本プロスキー教師協会のこと。
「プロスキー教師」とあるとおり、
「教えるプロ」の団体です。

SIA ステージⅠ

SIA スキー教師の入口となる資格。
要件などはこちらを参照ください。

SIA 公認スクールで実施する検定会に
参加、合格することでこの資格を得ることができます。

今回実施されたのはこの検定会です。

かつて SIA スキー教師はステージ Ⅰ ~ Ⅲ の 3 段階と
これの準ずる「準会員」という資格?がありましたが、
準会員がステージ Ⅰ に、旧ステージ Ⅰ がステージ Ⅱに
という感じで資格の見直しが行われました。

ワタシは遠い過去に SIA ステージ Ⅰ 資格を
所有していましたがその下位資格ということですね。

実技実習

※座学は端折ります。

指導実習

実際にゲレンデにて、
初心者向けのレッスンの流れを確認します。

単純に○○→○○という流れだけではなく
生徒さんに教えるため、自分の中で
その技術がどういう意味合いを持つかという
ところまで理解を落とし込む必要があります。

また、手本となる滑りを実現するために
必要なポイントなどの教わります。

実技実習

検定のための実技実習。

次の項で説明する種目・ポイントの
実技講習を受けます。

検定

午前・午後の実技研修後に
そのまま検定が行われます。
種目は以下 3 つ。

プルークボーゲン

ステージⅠで問われるのは
初心者に教えるレベル。

ということで、体重移動主体で
ズレが大きめのターンとなります。

滑走性の高いプルークなどを
行う必要はありません。

シュテムターン

ストックはついてもつかなくてもOK。
先程のプルークボーゲンの延長上の演技が
求められます。

すなわち、体重移動主体の
プルークスタンスが基本で
フォールラインを超えた後からゆっくり
内足の引き寄せを行うという感じ。

パラレルターン

この種目もあくまで「初歩的」なという
注釈が付きます。

すなわち、前二種目に続いて
ズレ幅大きめのターンを描くことになります。

結果は

さて、検定の結果は「合格」でございました。
申請書を提出、申請料?(年額 6,000 円)を
事務局に支払えばワタシは晴れて SIA 会員に
返り咲くことになります。

スキー教師になってみませんか?

なお、ステージⅠはその門戸を広く開くため
難易度はかなり低めに設定されています。

スキー教師になりたいという志と
それなりに滑れる技術をお持ちであれば
ハードルは高くありません。
ご興味を持たれた方はぜひ公認校へ。

※ SIA ではスノボード教師の資格・検定もあります。

したっけ。