最近興味深い情報(PDF)を見つけましたので、
当ブログでもご紹介しておきます。

猪苗代スキー場にゴンドラを!という
計画のその後を追いかけます。

計画変更!

以前当ブログでもお伝えした内容が
より現実味を帯びてまいりました。

以下、先の PDF の内容を紐解いていきます。
赤埴山(磐梯山を構成する三峰の一つ)には
平成 21(2009)年から索道を作る計画が
あったようですがこれが令和 4(2022)年に
変更された形です。

※ 文書中にある「赤埴山スキー場」とは
  猪苗代スキー場のことを指します。

変更意図

この背景には磐梯山登山者が
ほぼ一部の登山口(猫魔八方台)に集中するということがあります。

この登山口にはある程度の収容台数を持つ駐車場があり
登山道も他のコースに比べて比較的容易であることが
登山者集中の原因になっているようです。

お盆・紅葉の時期などには駐車場に止めきれずに
路上駐車が多発するなど長らく問題視されてきました。

この登山者の分散と夏季のスキー場のコンテンツとして
今回の変更がなされることになったようです。

この辺にしっかり目をつけておけば
猪苗代リゾートスキー場は無期限休業(実質廃業)
なんてことにならずに済んだかも……

変更点

輸送人員

変更前は 600 人/時 となっていました。
これはリフト(シングル?)を想定していたようです。
変更後は 2,400 人/時となっており
これはゴンドラ化を想定しているようです。

路線変更

変更前の路線は、
はやま第 2 リフト乗り場付近から
一直線に天の庭コースの少し上までを
結ぶ 2.5km の計画。

これが変更後は、はやま第 1 リフト乗り場付近から
ゲレンデ中腹(磐梯山テラス付近?)に
中間停留所を設け、ここで方向を変えて
赤埴大回転(国体)コース山頂のさらに上、
赤埴山頂の少し下あたりの山頂駅(仮称 会津テラス)
を結ぶルートに。

スキー場コースに変化も

ゴンドラを建設する際、
その用地の一部山林を新たに伐採する
必要があることから、
以下の変更を加えて緑地率を確保する計画と
なっています。

旧はやま第 4 シングルリフト撤去

すでに廃止となっている、
中央エリア最高部にかかるリフトを撤去、緑化。

はやま第 5 リフト撤去

現在特定日に運行されている
このリフトを廃止。
路線敷とその上部、お馬返しゲレンデの一部
片斜面となっている部分を緑化。

このリフト廃止は地味に残念です。
初・中級の練習に最適だったので。

また、俗称?「便所下」のコブが滑れなくなります。

大沢リフト撤去・大沢回転コース廃止

廃止となっていた大沢リフトの機器類を撤去、
合わせて大沢コースを廃止して緑化。

このコースは立ち入る人はめっきり少なくなりましたが、
たっぷり降雪したあとは
最高に楽しいバーンなのですけどね。

赤埴大回転コースの一部廃止

コース上部で 2 つに分かれている内、
「女坂」と呼ばれる部分を緑化。
赤埴のコブ入門編とも
言えるコースが滑れなくなります。

旧町営ロマンス撤去

現在のはやま第 2 リフト脇に残る
ペアリフトを撤去・緑化。
これは使われなくなって久しいので
特に問題はないかと。

実現はいつの日か

山頂駅(仮称 会津テラス)の予想図は
こんな感じ。

この規模感からゴンドラ駅以外の機能を持たせる
意図が読み取れますね。

登山しなくてもここからは
かなりの眺望が望めるようになることは
想像に難くありません。

この山頂駅の冬季の活用については
不透明な部分もありますが、
ぜひとも早期に実現していただき
より多くの方がお手軽に絶景を
味わえるようになればと思います。

したっけ。