つい先程、2020 年 4 月 17 日 10:00

JR 北海道札沼線の新十津川駅から

「最終列車」が発車しました。

一部区間廃止

札沼線の北海道医療大学駅~新十津川駅間は

「JR 北海道 による維持が困難」な路線として、

来る 2020 年 5 月 7 日に廃止されることに

なりました。

最終運行繰り上げ

予定では、この区間の最終運行は

廃止前日の 2020 年 5 月 6 日の予定でした。


しかし、新型コロナウイルスの

感染拡大防止のため、

最終運行日は大型連休前の

2020 年 4 月 27 日に繰り上げられました。


そしてさらに、緊急事態宣言の

全国拡大に伴い、急遽その運行日が

本日に繰り上げられたのでした。

「葬式鉄」封じ込め?

急転直下で決定されたこの施策、

その理由として裏から見えてくるのは

新型コロナウイルス対策のみではなさそうです。


それは一部の鉄道ファンの存在。

この変更は昨日の 20 時に発表されています。

それから首都圏勢がどんなに頑張っても

新十津川駅の最終出発時刻である 10:00 までに

到達することは不可能。


現実を顧みず無謀な行動を起こす

いわゆる「葬式鉄」の大挙を防止するために、

JR 北海道は旨いことやったなと思います。


さらにはほぼ空気輸送となる、

同区間の運行打ち切りを前倒しすることで

その分の運行経費の節約もできますから、

まさに一石二鳥と言えましょう。

遠くからお見送り

かくいうワタシも鉄道ファンの端くれ。

最終列車発車の様子を

Youtube のライブカメラにて

リアルタイムに見ておりました。


見逃した方のために録画画像を。

やはりくるものがありますね。。

この駅にもう列車がやって来ることはありません。


急な発表だったこともあり、

地元の方もあまり集まっていないようです。


もっとも普段の駅を見れば、

これくらいがふさわしいとも思えるのですが。

JR 北海道の行末は

こうしてまた一路線(一部区間ですが)が

その役目を終えようとしています。


もともと厳しい経営状態にあった

JR 北海道ですが、いま、追い打ちを

かけるように新型コロナウイルスの猛威が

襲ってきています。


風当たりがますます強まる状況で、

果たして JR北海道が生き残るために

どんな事ができるのか、

北海道のみならず、国も真剣に考えなければ

ならないところまで来ていると思います。


したっけ。