ワタシは職業柄、いろんなクルマを
運転する機会に恵まれているわけですが、
それらを乗り比べて分かってきたことがあります。
ドラポジは重要
それはドライビングポジション
(以下ドラポジ) は非常に重要ということ。
ドラポジとは端的に言うと運転姿勢です。
これをしっかり取れるかどうかで、
運転中の疲労度、安全性などかなり
変わってきます。
特に運転が長距離になればなるほど、
その違いは大きくなってきます。
関連装備は
では具体的にどのようなポジションが最適か。
という疑問については皆さん体型も違いますから、
絶対的な正解はないと思います。
ゆえ、ここでは言及しません。
今回触れておきたいのは、
ドラポジを決める上で重要なクルマの装備について。
ワタシが特に重要視する2つの装備について
掘り下げていきます。
テレスコピックステアリング
![](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2020/01/tilt-telesco.jpg)
ステアリング(ハンドル)の前後調整機能のこと。
最近は殆どのクルマでハンドルの上下(チルト)調整は
できるようになりましたが、
前後調整機能についてはまだ
上級車の装備という感覚が強いです。
クルマはいろんな体型の人が運転しますから、
上下調整と同じくらい重要だと
思うのですが、これを装備しないクルマが
なんと多いこと。
フットレスト
現在日本で販売される 8 割とか 9 割のクルマが
オートマチック車だと言われています。
すなわち、左足の使用頻度が下がってきている
わけですが、こんな時に重要なのがフットレスト。
その名の通り、左足を休ませるための置き場のこと。
その実「レスト」とは言いつつ、
最適なドライビングポジションを維持するために
結構重要な役割を担っていたりします。
フットレストによって左足が適切な位置で
固定できることで、カラダが意図しない方向に
動きにくくなるんです。
これは運転時の疲労軽減となり、
ひいては安全運転に寄与してきます。
コスト>安全?
ワタシがクルマを選ぶとき、
最低限この 2 つの装備は必須条件としています。
この条件を課しますと、
ワタシが当ブログで過去にこき下ろしてきて
クルマたちの殆どがこれらを装備していないことに
気づきます。
ここで具体例は挙げませんが、
コンパクト系のクルマに多いです。
なぜ装備されないかというとコスト面。
とにかく「価格を安くしたい」という一点で、
これらを省略しつつ、
とりあえず「クルマ的なモノ」として成立させ
安全性は二の次という姿勢が見え隠れ。
この姿勢にワタシは強く異を唱えます。
まず第一にクルマは安全であるべきで、
そのために必要なコストを惜しむというのは
本来車メーカーとしてあってはならないと
思うのですが。
これは特に某大手のメーカーさんに
強く意識してもらいたいところです。
みなさんもクルマ選びの際には、
「コスト<安全」という視点で
厳しい評価をしていただきたいと思います。
したっけ。