先日新しい発見がありました。

個人的には評価の低い
T 社のルーミー・タンク。

巷でも結構目にするこのクルマ、
なぜそんなに売れているのか。
その理由がわかりました。

それなりに豪華

まずはこの画像を。

こちらは下位グレードの「ルーミー」です。

そしてもう一枚。

これも「ルーミー」です。

こちらはディーラーで
試乗車に供される
高グレードモデルです。

その差は歴然。
見た目にはなかなか質感も
高いです。

ここに、このクルマが売れている理由が
端的に現れています。

ライバル車である「スズキ ソリオ」は
この辺の演出がちょっと及ばずなところが
あります。

本質を見ましょう。。

試乗車でこのクルマを見せられたら、
中もそこそこ広いし、
後部ドアはスライドドアで
使い勝手もよく、

「お、いいな。」

となってしまうのは
想像に固くありません。

でも、ちょっと待って下さい。
五感を研ぎ澄まして
じっくり試乗して欲しいのです。

例えば、エンジンを始動すると、
3 気筒エンジンは軽自動車のそれと
似たような音を生じます。

それは決して上品とはいえないもの。
しかも遮音性も悪いので
低音質のエンジン音が
車内に響き渡ります。

そして、シート。
街乗り程度の試乗では
わからないかもしれませんが、
この座席、長距離では
間違いなく疲れやすいと思います。

というのも、座面が短く、
しかも前端が太ももを
圧迫してくるんです。

構造が平板ですから、
左右のホールド性も悪く
例えば左右のカーブが続く
山坂道などではカラダが
大いに揺さぶられこれによっても
また疲労は増大します。

ちょっと辛辣に書きすぎましたが、
例えば「スズキ ソリオ」ならば
ワタシは旧型に乗ったのみですが、
これらのすべての項目が
一ランク上の実力を持ちます。

唯一失敗しているのが
先にあげた見た目の演出。
非常にもったいないです。

幸せになれるのは?

ということで、
もはや、みなまで申しませんが、
賢明な当ブログご購読の皆様は
クルマ選びの際も「正しい目」で
見ていただきたいと思います。

※「T 社 ルーミー・タンク」は
 「ダイハツ トール」の OEM 車で
 「スバル ジャスティ」も同じクルマです。

したっけ。