本日、自宅にこんな冊子が届きました。

先日解約した JAF の会報誌「JAFMATE」です。
JAF 会員の有効期限が今月末ですので
これが恐らく最後の配達に
なると思います。

パラパラとめくってみると、
クルマの税金についての記事がありました。

先日の記事では、愛車を手放したことで
浮いてくる費用について概算してみました。

それに関連して、今日はクルマ関係の税金に絞って
書いてみたいと思います。

9種類!

この数はクルマを所有、
維持にかかる税金の種類。
まずはそれを説明していきますね。

取得段階でかかるもの

自動車取得税、消費税(車体課税分)

保有段階でかかるもの

自動車重量税、自動車税、軽自動車税

走行段階でかかるもの

揮発油税、地方揮発油税、軽油引取税、
石油ガス税、消費税(燃料課税分)

税収額

多岐にわたるこれらの税金、
2017 年度の税収額合計は
約 8 兆円にも上ります。

税に関するいくつかの疑問

納税義務がありますから
疑いなく収める方も多いと
思いますが、調べてみると「???」と
思える点が出てきます。

目的税としてスタートするも

当初、こうして集められた税金の使いみちは
道路の受益者負担という観点で
道路整備に限定するということで
制定されました。

が、現在は一般財源化されています。

すなわち、これらの税収の
使いみちについては現在
特に定められていないということです。

そもそもは道路整備の財源不足の
ために制定されたこれらの税金です。

ならば、道路整備が一段落すれば
それは減額されるべきものです。

が、上記の通り一般財源化されて
道路以外の用途にも使えるようにして
しまいました。

上乗せの暫定税率

そしてもう一つ。

1970 年代には道路財源が
逼迫状態となったため、
自動車取得税、自動車重量税、
揮発油税などに
本来の税率に上乗せされた
暫定税率が課せられ、
その必要性が薄らいだ現代でも
維持されたままです。

クルマ離れの原因?

日本において、クルマを持つためには
このように多岐、多額の税金が
課せられているわけです。

税負担の割合も相当なもので、
これが昨今報道されている
「クルマ離れ」
の大きな要因になっている
というのは否定できないでしょう。

このままでいいですか?

なぜ、こんな記事を書いたかというと、
クルマを持っている方に、
「不条理な税金を払わされている」
事実を知っていただきたかった
ということです。

いいなりになって
税金を払わなくても済むように
私たちにもできることを
考えて行きたいものです。

まずは正しい情報に触れること。
それが重要だと思います。

したっけ。