昨日の無事に終えた宝探し。

今回はゆったり回ろうと思って
一泊の予定でしたので、
白河市のあるお宿を手配済み。

ここに向かう途中で、
ちょっと気になる光景を目にしましたので、
台風一過の翌日、やることがなくなったので、
ちょっと取材をしてみました。

磐城金山駅

その場所がこちら。

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画像ではわかりにくいですが、
国道にあるとあるバス停です。

バス停にしては、
ちょっと豪勢な待合所と、
その背後にある不思議な空間。

そして、待合所入り口にはこんなものが。

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国鉄白棚線

実ははこの場所、
昔は鉄道駅だったところです。

その線路は東北線の白河と
水郡線の磐城棚倉を結んでいた
国鉄の路線でその名も「白棚線」。

1916 年に民間の手によって開通、
その後、紆余曲折があり、
国鉄に買収されましたが、
太平洋戦争時に不要不急路線として
営業休止。

その時に鉄の供出のため
線路などが撤去されました。

元祖 BRT ?

結局、戦後も復活することはなく、
線路跡をバス専用道路に転用した
という経緯があります。

これが実は、最近増えつつある、
BRT (バス高速輸送システム)の
先駆けとも言える路線です。

先ほどのバス停「磐城金山」ですが、
当時の表郷村(2005 年合併で白河市)の
玄関となる駅だったところです。

なるほど、国道脇に
それらしいスペースや、
自転車置場などがそのまま
残っており、往時の様子を
うかがい知ることができます。

現在ではその線路跡も
国道 289 号に転用された区間が
多く存在するのですが、
一部では以下の画像のように、
JR バス白棚線の専用道路として
残っています。

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運転本数は概ね一時間に一本。
この辺としては多い印象ですね。

今度機会あればこの路線を
実際に乗って楽しんで見たいと思います。

ところでこの白棚線は、
JR バスでの運行ですが、
昨今の BRT のように
JR のきっぷでは乗車
できませんので念のため。

したっけ。