昨日の無事に終えた宝探し。
今回はゆったり回ろうと思って
一泊の予定でしたので、
白河市のあるお宿を手配済み。
ここに向かう途中で、
ちょっと気になる光景を目にしましたので、
台風一過の翌日、やることがなくなったので、
ちょっと取材をしてみました。
磐城金山駅
その場所がこちら。
![DSC00663_R](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2016/08/DSC00663_R-300x169.jpg)
画像ではわかりにくいですが、
国道にあるとあるバス停です。
バス停にしては、
ちょっと豪勢な待合所と、
その背後にある不思議な空間。
そして、待合所入り口にはこんなものが。
![DSC00665_R](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2016/08/DSC00665_R-300x169.jpg)
国鉄白棚線
実ははこの場所、
昔は鉄道駅だったところです。
その線路は東北線の白河と
水郡線の磐城棚倉を結んでいた
国鉄の路線でその名も「白棚線」。
1916 年に民間の手によって開通、
その後、紆余曲折があり、
国鉄に買収されましたが、
太平洋戦争時に不要不急路線として
営業休止。
その時に鉄の供出のため
線路などが撤去されました。
元祖 BRT ?
結局、戦後も復活することはなく、
線路跡をバス専用道路に転用した
という経緯があります。
これが実は、最近増えつつある、
BRT (バス高速輸送システム)の
先駆けとも言える路線です。
先ほどのバス停「磐城金山」ですが、
当時の表郷村(2005 年合併で白河市)の
玄関となる駅だったところです。
なるほど、国道脇に
それらしいスペースや、
自転車置場などがそのまま
残っており、往時の様子を
うかがい知ることができます。
現在ではその線路跡も
国道 289 号に転用された区間が
多く存在するのですが、
一部では以下の画像のように、
JR バス白棚線の専用道路として
残っています。
![DSC00670_R](https://outdoor-kaz.net/wp-content/uploads/2016/08/DSC00670_R-300x169.jpg)
運転本数は概ね一時間に一本。
この辺としては多い印象ですね。
今度機会あればこの路線を
実際に乗って楽しんで見たいと思います。
ところでこの白棚線は、
JR バスでの運行ですが、
昨今の BRT のように
JR のきっぷでは乗車
できませんので念のため。
したっけ。