今回のネタは
毎回感心させれる
我が愛車レガシィアウトバックに
備わるアイサイト X の
レーンキープ(車線中央保持)機能について。

トルク感知と静電感知

アイサイトのレーンキープ機能は
基本的にはハンドルを保持していないと
キャンセルされる仕様となっています。

ただ、アイサイト X とそれ以外で
ちょっと違いがあります。
それはステアリング保持の検知方法。

まず、従来型?アイサイトでは
トルク感応式といいまして、
レーンキープ機能作動中に
ステアリングを同じ位置で
保舵しているだけですと
操作を促す警告を出すことがあります。

この場合、ステアリングを
ほんの少しちょんと動かすと
警告は解除されるというしくみ。

要するに微小なステアリング
トルクを与える必要があるということです。

一方のアイサイト X 搭載車の場合、
ステアリングは静電感知式を採用。

この場合、ステアリングに
手を添えているだけで
警報をだすことなく
レーンキープ機能が
動作し続けます。

2 本以上

ちなみに、静電感知式の
しきい値がどれくらいか
というのを試してみたところ、
例えば上の画像の様に
指 2 本以上が触れていれば
レーンキープは働き続けます。

しばしの間、ステアリングから
手を離して警告が出たとしても
指 2 本以上でそっと触れるだけで
解除することができます。

最低条件

ちなみに、これは最低条件であり、
アダプティブクルーズコントロールや
レーンキープ機能が作動中は
ちゃんと前方を注意していないと
それでも警告はなりますので
完全にクルマ任せの運転はできません。

なお、アイサイト X の場合、
高速道路等での渋滞時(時速 50km 以下)の
場合にハンズオフでほぼお任せ
運転が可能ですが、これも
前方を中止していなければならない
という条件は変わりません。

おそらくは技術的には
日産のプロパイロット 2.0 のように
高速走行でもハンズオフでの
運転支援はできそうですが、
あえてそうしないというところに
SUBARU の安全に対する
考え方が見える気がします。

こんな奥ゆかしさ?も
ワタシが SUBARU を愛する
理由の一つであります。

したっけ。