SUBARU の AT 車には
SPT(SUBARU PERFORMANCE TRANSMISSION)
やリニアトロニックと呼ばれる
いわゆる CVT が搭載されています
(BRZ は除く)。

今回は我が愛車レガシィアウトバックの
リニアトロニックについて書いてみます。

リニアトロニック=CVT

CVT は
「Continuously Variable Transmission」の略、
これを日本語に訳して無段変速機
と呼ばれることもあります。

メリット

そのメリットは一般的な
トルコン式 AT と比較して
以下が挙げられます。

  • 効率の良いエンジン回転数を維持することで、燃費向上が期待できる
  • 変速ショックやタイムラグが少ない
  • 多段トルコン式 ATよりも低コスト

デメリット

一方でメリットとしては、

  • 高負荷時に燃費悪化
  • 変速過程の違和感
    (いわゆるゴムバンドフィール)

デメリット少なめ

以上は一般的な
メリット、デメリットとして
挙げてみましたが、
SUBARU のリニアトロニックは
デメリットの多くの部分を
カバーしてきていると思います。

特にハイパフォーマンス版の
SPT はこの辺劇的に改善しています。

ワタシは先々代 レガシィで
CVT とな慣れ親しんでおり、
更に洗練された現行モデルには
違和感は殆ど感じませんが、
トルコン AT や MT をお乗りの方が
乗り換えたときに感じると
思われる違和感について
まとめておきます。

出足のもたつき

発進時にもたっと
感じる方が多いかも。

これは低速トルクの細い
CB18 エンジンが要因で
ある可能性もありますが、
アレ?と感じる方はいるかも。

ただ、この現象も
SI ドライブを S や S# モードに
すると改善は可能です。

ただ、ワタシとしては
ゆったりと速度が立ち上がって
行く感じはこのクルマの
性格と非常にマッチしていると
思っています。

エンジンブレーキ

他のトランスミッション形式に比べ
シフトダウンしてのエンジンブレーキの
効きが若干弱い印象があります。

これは 1 段多めにシフトダウンする
などで回避することができます。
なお、レガシィアウトバックの場合
CVT ですがステアリングにある
パドルで擬似的に 8 速の
変速を行うことができ、
レスポンスもまあまあです。

また、SI ドライブを
S、S# にすると低めの
ギア比となりエンジンブレーキが
効きやすくなる傾向になります。
ワタシは山坂道の下りで
これを多用しています。

次世代 e-BOXER で弱点払拭?

気になると言えば気になる
これらの弱点ですが、
間もなくの登場が噂される
次世代 e-BOXER で解消される
可能性が高いと考えられます。

出力の大きいモーターが
搭載されることで出足のもたつきは
そのトルクを生かした
鋭いものになると思われます。

また、これまで SUBARU 車
全体の弱点と言われていた
燃費の悪さについても
一定の改善が目指せるでしょう。
もちろんトヨタ車なみとは
言えないでしょうが。

ただ、このミッションが
アウトバックに搭載される予定は
今のところありませんが、
もし採用となった暁には
これに乗り換えようかなぁ、
とも思っております。

いずれにしても、
これからの SUBARU は
ますます目が離せません。

したっけ。